NEHERA 2021 RESORT COLLECTION 誰が見ても常に存在していたもの-過剰ではない美、無駄のないエレガンス、無駄を省いたスタイル

NEHERA(ネヘラ)2021年リゾートコレクション。無制限の生産、無制限の消費、そして自然が支配するベールは解かれた。残されたものは、誰が見ても常に存在していたもの-過剰ではない美、無駄のないエレガンス、無駄を省いたスタイル。どちらか一方の硬直性を糾弾する、クリエイティブなプロセス。この服がもつ非二元性は、ブランドの根本的な姿勢の真髄を表現。小さめのサイズ展開やよく編集されたデザインは、それぞれの衣服を必要不可欠なものとして再考されている。このカプセルコレクションは、自然の出来事と結びついた民俗的な儀式からインスパイアを得て、異教徒の儀式、衣装や仮面、そして不変の生存のための儀式は、自然との再接続を求める深く継続的な人間の必要性に語りかけている。コレクションは非日常の時代における創造的なプロセスの証明であり、その反応としての想像力を働かせている。伝統的な衣服の着付けの儀式や、儀式的な衣服の重ね着を探求することで、より内省的な手法をデザインプロセスに取り入れた。中心となるのは、伝統的なアンダースカートを忠実に再現した、白いコットンポプリンのスカート。伝統的な木の箪笥に収納されていたように、ウォッシュ加工を施し、ウエストベルトには紐を通して丁寧に結び付けられている。今シーズンは、自分のアイデンティティにとって本質的なもの、内在的なもの、女性の生活に貢献していたもの、そしてこれから貢献し得るものに、未来を向くと同時に過去にも目を向けている。シルエットや形は絞り込まれ、高品質な素材から選りすぐられた生地を用いて再現し、多彩な衣服システムを構築。ブランドが繰り返し使うリネンや軽量コットンは、ニュートラルなベージュ、ホワイト、ブラック、淡いインディゴから、鮮やかなコバルト、フューシャピンクまで、さまざまなカラーバリエーションで展開されている。ネヘラの21年リゾートシーズンは、ストックファブリックをアップサイクルし、過去のコレクションのベストなパターンを再利用し、その過程すべてをリサイクルすることで、機能的な創造性を取り込んでいる。”無駄を削ぎ落としたものは美しい”という理由から、豊かさではなく本質を追求したコレクションとなっている。