Alexander McQueen Autumn/Winter 2018 Womens Collection 変形、それはフェミニティの神秘的な変容 蝶や蛾から見てとれる繊細な美しさ

Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)の2018秋冬ウィメンズコレクション。「変形、それはフェミニティの神秘的な変容です。究極の自然、それは蝶や蛾から見てとれる繊細な美しさであり、オパールのように輝く、柔らかな甲羅に覆われたコガネムシのようともいえるでしょう。ハイブリッド、それは一つの生物が別の姿へと変態する様であり、一つの衣服が別の衣服へと形を変える、そんな変化を指しています。現実を超えた世界は、センシュアルでパワフルなミューズが生息し、彼らはその世界を拡大しています。緑におおわれた未来、自尊心、喜びや楽観的思考が広がります。ユートピアの発展とパラダイスの誕生です。」マックイーンの伝統的なテイラーリングの手法が施された、強調されたショルダーラインや、狭いウエスト、誇張されたヒップ、そこに儚くフェミニンで感傷的なエッセンスを与えるフリンジ、ドレープ、カーブが加わることで今回のコレクションの根幹を成すシルエットを形成。ブラックのウールシルクジャケットには深みのあるレッドのパネルデザインやレースをはじめ、蝶のプリントがほどこされたシルク、そこから伸びる刺繍糸がヘムラインでドレープ。サテンのタキシードパンツは床に向かって流れ落ちるようなワイドシルエットを生み出します。レザーを張り合わせたドレスのドレープ。細断されたフィルクーペベルベットジャカードの生地には、羽を広げた蝶が広がり、繊細な羽が力強いシルエットのコートを包み込みます。ボーンやオードゥニルの色をしたグラスウイング・バタフライのその配色や模様は、空気のように軽く澄んでいます。鮮やかなコントラストで、万華鏡を思わせるヒメアカタテハ蝶のプリントは、色が弾けて飛び立つ瞬間を予感させます。ピンク・モルフォ・バタフライが輝く、半透明のジャージードレスは、しなやかなレザーのコルセットで上半身を固定。ストライプが際立つシャツドレスは、切り離し繋ぎ合わせたかのようなデザイン。ソフトなカシミアにラストレッドのジャカードによるストライプを端に施したマニッシュなコートやケープ、ブランケットにはミリタリーの要素を。ビッグ・シルエットでボリュームのあるキルティングダウンのレザージャケットは、ウエストにジップがあり、ニュアンスのあるフィールドグリーンやボトルグリーン、または蝶のシルキーな繭を擬態化したようなボーンなどの色調で表現。ロールネックには、メタルのアイレットや紐が用いられ、リブや切込み、梯子状を形成。巨大なコガネムシのようなコートはベルベットやシルクの糸で織り込まれ、コルセットのようなブラックのレザーベルトで絞られます。まだら模様のスカーフドレスは、大胆なカットアウトや、フリンジ、開いたカフが特徴。チュールの生地には、ブラックとアイボリーのスパンコール、ガラスビーズ、フレンチカップのスパンコールでつくられた、3Dのゴライアス・オオツノハナムグリが手縫いで付けられ、アシンメトリーなシルクサテンのドレスには拡大された甲虫をプリント。ブラックギャバジン素材のスクエアショルダートレンチでは、タイガーウイングのシルクスカーフが重なり合います。大振りな蝶の羽は手染めされたクレポン生地のアップリケやサテンステッチ、シルクの糸を用いたロングフリンジやタフティングが施されています。胴回りがソフトサテンのダブルのタキシードジャケットではさなぎのような形状と、震える蝶の羽を連想させるオーバーサイズの赤いシルクリボンが共鳴。浮遊する蝶を思わせるガウンは、フラミンゴピンクやブラックシルクナイロンのグラデーションによるジャカードを手作業で染め上げ、フリンジやボリューム感によって、羽のように軽い連なりを生み出しています。