エルヴィス・プレスリーをフィーチャーし、相反する要素を組み合わせた「ANNE SOFIE MADSEN」2016 F/W Collection
デンマーク出身のデザイナー、アン・ソフィー・マドセン氏が手がけるブランド「ANNE SOFIE MADSEN(アン ソフィー マドセン)」。DHL Exported(ディーエイチエル エクスプローテッド)を受賞し、東京コレクションにて2016 F/W Collectionが発表されました。アン・ソフィー・マドセン氏は、デンマークのロイヤル・デニッシュ・アカデミー・オブ・ファイン・アートを卒業後、ジョン・ガリアーノ、アレキサンダーマックイーンなどで経験をつみ、2011年に自身のレーベルをスタート。2012年には、デンマークのファッション賞”GenArt”の新人を獲得し、2013年には名門DANSKデザインタレント賞を受賞されています。
今シーズンは、失われた双子の片割れを求める人生を過ごしていたミュージシャンのエルヴィス・プレスリー氏にフィーチャー。2種類のものを組み合わせることや、相反する要素を組み合わせることで表現されています。
生地では裏と表でカラーリングを変えたり、左側と右側で表情が変わるスタイリングなどを展開。
アウトドアの要素がプラスされたウェスタンブーツ。
さらにエルヴィス・プレスリー氏を掘り下げていったアン・ソフィー・マドセン氏。彼の高祖母がネイティブアメリカンだったということもあり、そういった要素もデザインに落とし込まれています。
今シーズン特に注目したいのは、ロープのモチーフ。”制約する”、”縛る”という側面と、”解放”という2つの側面を持っています。
エルヴィス・プレスリー氏の人生を、相反する要素を用いて表現された今シーズン。コントラストで魅せるコレクションでした。
PHOTO_Ena Kitamura
■ANNE SOFIE MADSEN