「Inorganic & Organic」をテーマに相対するものを表現 Hanae Mori manuscrit 2016年秋冬シーズン
「Inorganic & Organic」をテーマとしたHanae Mori manuscrit(ハナエモリ マニュスクリ)の2016-17秋冬シーズン。クラシックな街並みの中に、グランパレなどの建築物が佇むパリのランドスケープのようなギャップ=”相対するもの”が表現されています。
カラーは、ボルドーから始まり、ベージュ、ブラック、青みがかったグリーン、グレーと深みのある色合いを展開。
東レさんとの共同開発素材”カネカロン”というエコファーを使用したアイテムも特徴的。一番毛足の長いものを採用し、ウェーブをつけ、広がりをもたせているのだとか。
ブランドを象徴とする蝶のモチーフは、キルティングにも。
前シーズンに引き続き、インクジェットのデジタルプリントを用いたテキスタイル。今回は、4Kのカメラで撮影したものと、携帯の写メで撮ったものが混在しています。
蝶というモチーフを、パターンでどれだけのバリエーションを見せられるか挑戦された今シーズン。バックに大きくあしらったり、袖に表現してみたりと、様々なデザインで登場。
蝶のテキスタイルは写メで撮ったもの。ウールに流し込まれたプリントは、見る角度や光によって色味が変化して見えます。
色鮮やかな蝶と、地味な蝶を組み合わせることで、今回のテーマを表現。
前シーズンよりもカラーリングを抑えた今シーズンは、パターンで魅せるコレクションが展開されていました。
PHOTO_Ena Kitamura
■Hanae Mori manuscrit