「夜へ」をテーマにダークファンタジーの世界観を描くKEITA MARUYAMA 2016-17 A/W Collection
前シーズンとは、打って変わり「夜へ」をテーマにしたKEITA MARUYAMA(ケイタマルヤマ) 2016-17 A/W Collection。デザイナーの丸山敬太さんが描くダークファンタジーの世界観が表現されています。
序盤に登場するのは、星をモチーフとしたアイテム。星座のテキスタイルを用いたドレスや、流星をイメージしたスカートなどが続く。闇の中にキラッと光る星を表現するため、10何種類以上もの糸を織り交ぜて製作されています。
今シーズンは、化け猫やカラスなど、どちらかというと忌み嫌われる動物たちもモチーフに。
どこか懐かしさを感じさせるアイテム。刺繍の立体感は手刺繍ならではの仕上がりです。
チャイナテイストはブランドらしい多彩なカラーリングで展開。
ラストには宝石をデザインに落とし込んだアイテムが登場。くるみ割り人形にでてくる宝石の精が、夜の中で装うファッションをイメージ。
「ファションの環境があまり良くない中、すごく難しい時代ではあると思いますが、だからこそ僕らクリエイター自身が、自分たちが作りたいと思うものに、向き合える時代なのかなと思います。」と語った丸山さん。ブランドらしいファンタジーを掻き立てるようなロマンティックなコレクションでした。
今回ショー会場には、MasterCardグローバル・アンバサダーを務めるファッション・アイコン&グラミー賞受賞歌手のグウェン・ステファニーさんも来場されていました。
PHOTO_Ena Kitamura
■KEITA MARUYAMA