ダメージを意図的に取り入れデザインに D.TT.K 2016 S/S Collection「intentional」
D.TT.K(ディーティーティーケー)2016 S/S Collectionは、”intentional(インテンショナル)”をタイトルに、初めてインスタレーション形式で発表されました。2015年春夏ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中に初のランウェイショー経験したデザイナーのデト・カズマ氏は、その時にもっと色んな見せ方をしてみたいと感じたことから、今回の発表の形を選んだのだとか。インスタレーションとパーティーが同時に行われた今シーズン。”自然に見てもらいながら、自然に話ができる環境で見せていきたいという”デザイナー自身の思いがより濃く表れていました。
intentionalは、意図的なという意味で、動きやすさという機能性をもたせたダメージをあえて入れることでデザインに昇華。
光沢感のある素材やラインデザインからスポーティーさが感じられます。
ゴシックなどのダークなイメージと、ブランドの根源であるネオスポーティを融合させ、今の若者の動きにスポットをあてつつ、今までのブランドらしくないテーマをミックスさせ新しいものが作り出されています。
デザイナーのデト・カズマ氏。
世界中のカルチャーをすぐに吸収できる東京という環境で、一度吸収したカルチャーを新しい表現で吐き出す。デト・カズマ氏が今後作り出す”動き”にも期待したくなるコレクションでした。
PHOTO_Ena Kitamura
■D.TT.K