東京コレクション2016 S/Sシーズンレポート!「FACETASM」は曖昧な自己探求がテーマ
FACETASM(ファセッタズム)の2016 S/Sシーズンは「Ambiguous daze in my ambiguous days(曖昧な自己探求)」がテーマ。自分自身がわからない日々の中で、自分のことをわかってほしいと、人に対して求めたり、時には拒絶をしたりする。まるで、どこまでも続く大きな自然の中で、たった1つの場面を切り取ったようなおかしさに目が向けられ、そこから生まれる違和感と矛盾が表現されています。
まるで、某アニメを彷彿とさせるようなテーマ。無数のリボンで繋がれたデザインは、つながりたいけど、ある程度離れていたいという矛盾の現れなのかも。
全体を通して展開されたスポーツテイストがミックスされたスタイル。ラインソックスは、バッグロゴのアクセントが効いていますね。
チャイナシャツのテイストを取り込んだアイテムも登場!今の時代感や、社会情勢が取り込まれているように感じます。
反射板風のデザインが施されたベストが新鮮。
靴までリボンでつなぎ合わせたようなデザインが!
心臓近くまでの長さがあるネックレスは、赤と青、緑の3色が登場し、ビッグサークルデザインが目を引きます。
デザイン性で表現される違和感と矛盾。アシンメトリーなデザインのスカートには、よく見ると裾にロゴラインが!
アフガン巻きのようにスタイリングされたバンダナにも反射板風のデザインが。
バイカラーデザインや、フリルを重ねるデザインも多数登場!
カラーパレットには、白、黒、グレー、サックスをベースに、鮮やかなブルーや、エメラルドグリーン、赤、オレンジなどが差し色に登場していました。
終盤には、前はブロックチェック、後ろはストライプで切り替えられたファブリックのアイテムを展開。ビックシルエットが今の気分♪
リボンやバイカラー、切り替えのデザインで、矛盾や曖昧さ、違和感が表現されたコレクションでした。
PHOTO_Ena Kitamura
■FACETASM