設立40周年を迎えたARMANIの2015秋冬シーズン 「筆跡」がインスピレーション源のGIORGIO ARMANI、エッセンシャルなEMPORIO ARMANI
40周年を迎えたGIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)の2015A/Wシーズンは「筆跡」がインスピレーション源。洋服の生地をキャンバスに見立て、様々な色の流れを絵筆のようなタッチで同時に一枚の絵のように表現することから始まっています。シャガールの絵からインスピレーションを受けたカラーパレットには、ジェイドグリーン、パウダーブルー、ウイステリアスパープル、フクシャピンクなどのニュアンスカラーが特徴に。
コレクション全体を通して「黒」が効果的に使われ、際立つ存在に。マスキュリンな素材を使ったハイウエストのパンツは、裾に向けてテーパードされたスリムなラインが特徴。レングスはアンクル丈が多く登場しています。
バッグにも柔らかなカラーリングを使用。機能面とデザインの融合が見事に表現されています。
クラフトマンシップの高さを感じる手作業で施された複雑なビーズやスパンコール。
ラインストーンをあしらったシューズや、繊細なレース模様に思わずうっとり。
今回一番驚いたのは、スカートを見事にドッキングさせたパンツ。
ブランド設立40周年を記念した”#ATribute”プロジェクトも展示。#ATributeをつけてSNSに投稿すると、アルマーニ氏にメッセージを届けることができます。幼い頃のアルマーニ氏の写真も発見しました。実は、この頃の洋服はお母様が作ってくれたものだとか。そういった環境も今のGIORGIO ARMANIに影響しているのかも。
こちらも、ブランド創設40周年を記念して5月1日にオープンしたミラノにある文化複合施設「ARMANI/SILOS(アルマーニ サイロ)」。ジョルジオ・アルマーニの創造力溢れる作品のインスピレーションソースとなったテーマや展示内容を見ることができます。ここでしか買えない限定アイテムも絶対に手に入れたいですね。
スタイリッシュなアイテムと柔らかな色合いがもたらすコントラストが深みをプラスし、まるでオートクチュールかと思わせる繊細なクラフトマンシップまで見せてくれたGIORGIO ARMANIコレクション。
PHOTO_Ena Kitamura
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