GIVENCHY S/S 2021 WOMEN’S & MEN'S COLLECTION ジバンシィウーマンとマンを一つに繋ぐハードウェア。新たな始まりでありアーカイブ要素やメゾンの確かな伝統を活用し過去・現在・未来を指し示す。

GIVENCHY(ジバンシィ)2021年春夏コレクション。「シンボルやサインはコレクションを構成するパズルのピースですが、それを実際に着て命を与える人のリアリティーを私は決して忘れません。女性も男性も共に現実の彼らがそうであるように、パワフルでエフォートレス、そして平等かつ喜びに満ちているべきです。ただしもっと高いレベルで。これはラグジュアリーにおける人間性を探求するコレクションです。」とジバンシィ クリエイティブ・ディレクター、マシュー・M・ウィリアムズはコメント。ハードウェアがキーとなるマシュー・M・ウィリアムズのジバンシィ。性別を特定するようなジュエリーやアクセサリーではなく、ジバンシィウーマンとマンを一つに繋ぐハードウェア。それは実用性とラグジュアリーの融合の象徴として、このコレクションの原点となった。真摯な行為のようでいて遊び心もあるパリのシンボル、ポンデザール橋のラヴァーズ・ロック(愛の南京錠)は、実用品であり飾りであり、また約束や感情を表す男女共用のアイテム。この南京錠は今回のファーストコレクションの至る所で、装飾、固定金具両方の用途で登場する。ウィリアムズはさらにこの初めての提案をもって、クリエイティブ・ディレクターとしてのジバンシィへの献身を示唆している。2021年春夏コレクションは、ウィリアムズへの移行の流れの中で新たなジバンシィを探求しながら、今後へ向けた”試作”でもあるといえる。パンデミックの真っただ中にスタートし、2か月で完成させたこのコレクションは新たな始まりであり、同時にアーカイブ要素やメゾンの確かな伝統を活用することで過去・現在・未来を指し示すもの。なによりも、ウィリアムズをここまで導き、そして彼が彼の服を着て欲しいと考える人々への特別なコレクション。それは彼がアーティストのへジ・シンと共に制作したコレクションのイメージ画像でも表現されている。へジ・シンは、身につけているファッションだけでなく被写体の本質そのものに迫る写真家。ユベール・ド・ジバンシィ時代を彷彿するドレープをループ状に巻きつけたスタイル、空気よりも軽やかな透けた素材、直線的なネックライン、背中が大きくあいたデザインから、マックイーンの角までもが蘇る。クラッシックとラディカルの対比は常にジバンシィの歴史の一部。マシュー・M・ウィリアムズが考えるメゾンのキーとは、エレガンスと遊び心、現実主義。過去と現在の要素を時に気軽に、時に真摯に扱うことで進化への概念が明確になる。トライプ・トゥシューズやストッキング、ホーンヒールやハット、アンティゴナバッグのさらなる取り組みは、実存するアーカイブを模索することで進化。さらに様々なバリエーションで展開される新しいユニセックスのカットアウトバッグは、Gチェーン同様メゾンの歴史に追加され広く使用される。ウィリアムズのシグネチャーであるテクニカル素材の研究は、伝統、自然、豊かさによってバランスを保っている。オットマンコットンを使用したメンズとウィメンズのアウター、テクニカルタフタのテーラリング、構築的なプントミラノジャージーなどで、よりピュアなフォルムを実現。伝統を尊重しながらも、さらに洗練させ紐解くように。一方で、スライド(スリッポン)は極上の快適さを提供するマシュマロ・スライドへと進化し、フォーマルな装いにもカジュアルで無頓着なムードをプラスする重要なフットウェア。カジュアルのアーキタイプ(原型)における考察もコレクションの随所に見られる。プリントもしくはレジン加工したデニムなどの新しいコーティング技術は、伝統的な刺繍と同じぐらい手間のかかる仕事。これは、ヨーロッパへ移住したウィリアムズのカリフォルニア的感性から、彼が全ての着用者へ気遣いと敬意を払い、古典的、革命的両方の面において厳格さと思いやりを持ってアプローチしていることの表れ。