LOEWE 2021 SPRING/SUMMER COLLECTION「Show-on-the-wall」ファッションの極限化を演劇性と彫刻性で拡大し表現 #LOEWESS21

LOEWE(ロエベ)2021年春夏コレクション「Show-on-the-wall(ショー・オン・ザ・ウォール)」。ファッションの極限化、それを演劇性と彫刻性で拡大し表現。本コレクションは、膨らんだボリューム、突き出たフラップ、オーバーサイズのヒップ、ダンシング・ノットのストーリー。クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソンは、現実逃避を独自の方法で取り入れ、ファッションで遊ぶ喜びを前面に押し出した。ダイナミックなシルエットは、パターン技術の果てなき探求から生まれている。スパイラルフラップ。バルーンスリーブ、バルーンスカート。クリノリン。ネッカチーフの裾。フープ。包み込む外層としてのチュール。動きを捕まえそして解放する大きな結び目(ノット)。カーブ、折り目、フラップ。バレリーナのヒント。王族的な花飾り。より多くのカーブ、より多くの折り目、より多くのフラップ。どんどん大きくなる丸みと伸縮性。完璧なテーラリング鋭さは、ショーマンシップの功績のようでもある。バッグはロエベのクラシックを探求しました。スパンコールで装飾されたパズルバッグ、結び目のディテールが施された純粋なフラメンコ バッグ、再構築されたバルーン バッグ。シェルのフォームをした新作バッグも加わった。身体は衣服の中に埋もれているかのように見える。劇場的なシェイプはドラマティックなポーズを示唆し、着用者は、登場人物。「Show-on-the-wall」は、様々な要素の詰まったセットを、受け手がどのように使い、実寸のファッション・コンテンツを受け止めるのか。前回のShow-in-the-box(ショー・イン・ア・ボックス)がミニチュアのアイディアであったのに対し、Show-on-the-wallは、1:1のスケールでのペーパー・ショーを展開。アイディアは新しいフォーマットを試すこと、視聴者が経験に関与し、今までとは全く違った形のファッションショーを体験してもらうこと。ジョナサン・アンダーソンとM/M(Paris)のディレクション、アンセア・ハミルトン(Anthea Hamilton)とのコラボレーションによって作られたShow-on-the-wallは、今という時代にあった、新しいコミュニケーションのフォーマットを見つけたいという欲望から生まれた。可能性は無限大。フィジカルなファッションショーを行うのが困難な状況下で、創造力がそれを補う。このShow-on-the-wallは、オーバーサイズのアーティスト・ポートフォリオに納められており、表紙には1999年のVOGUEイタリア版に掲載された、スティーブン・ マイゼルの写真がスクリーン・プリントされている。このポートフォリオ・ホルダーには、 折りたたまれた何枚ものポスターが収められており、一緒に納めれたツール・バッグ、 アンセア・ハミルトンのデザインした壁紙、全ルックが収められた壁紙ロール、壁紙用の糊、ブラシ、ハサミ、ビートルーツの香りがついたセラミックのディスク、カタログが収められている。締めくくりはトーマス・タリス(Thomas Tallis)のSpem in Alium, a motet for forty voicesの楽譜。ジョナサン・アンダーソンからの手紙、そしてバスの停留所広告サイズのポスターが6枚、蛍光、燐光、メタリックなインクを用いてシルクスクリーン・プリントされたアクセサリーのポスターが収められてたポートフォリオ。最新コレクションのルックを着用したモデル達が、 異なるキャラクターを演じている。キャストはアダム・ベインブリッジ(Adam Bainbridge)、アリス(Alice)、アンセア・ハミルトン(Anthea Hamilton)、エリス(Elise)、ヒラリー・ロイド(Hilary Lloyd)、ホーリー(Holly)、ジェイド・ファドジュティミ(Jade Fadojutimi)、ジュエル(Jewel)、クリスティーナ・デ・コニンク(Kristina de Coninck)、ローレンス・クラインネヒ(Laurence Kleinknecht)、ルイ(Louis)、モナ(Mona)、Rinke(リンク)、ロージー(Rosie)、サニー・スーツ(Sunny Suits)、ヴィットリア(Vittoria)、 幅広い年代、性別、体格が揃った。各キャストのポーズは、表現豊かでまるで写真から飛び出てくるかのよう。視聴者のも壁紙を好きな場所に貼り、このカット・アウト・シルエットを上から貼るなどして楽しむことができる。Show-on-the-Wallは異なるアクションの連続。すべてのアクティビティーは受け手によって発生し、これが見る側を、服に関与させる。この行動によって生まれた言語は、ファッションショーという制約を超越することでしょう。イギリスのアーティスト、アンセア・ハミルトンは、このコレクションのためにユニークな壁紙を作成。ハミルトンは彫刻、インスタレーション、パフォーマンスの分野で活動しており、イメージが引き起こす可能性のある、複数の意味と共鳴に魅了されている。彼女の作品には、ポストモダン建築や日本の能と歌舞伎の劇場、アート、音楽、ファッション、大衆文化の世界を迂回しての、予期せぬ並置と形と素材のシュールな衝突がたくさんある。ハミルトンの壁紙「St Jeanne Wavy Boots w. Gazanias and Snails」(2020)は、彼女の作品で頻繁に繰り返されるブーツと花のモチーフのコラージュ。壁紙は春夏20201コレクションの背景としてデザインされ、コレクションの一部としてテキスタイルに変換された。