ANNA SUI 2021 SPRING/SUMMER COLLECTION「Heartland Spring 2021」DIYのような家庭的なムードに少しの磨きをかけ、紙の着せ替え人形を何時間も作り続けた幼少期を思い起こさせる

ANNA SUI(アナ スイ)2021年春夏コレクション「Heartland Spring 2021」。幼少の頃からあまり家にいる子供ではなかったのに、この数か月間はとても多くの時間を家で過ごした。そこで、私にとって家とは何かを考え始めた:快適さ、安心感、丁寧に作られた美味しい料理やデザートの香、愛する人や世界で何が起こっているのかを考える為の空間。チャールズ・バーチフィールドが鬱の時に描いた自然風景の水彩画やフランス印象派の画家ベルトモリゾに惹かれた。アイレットレースやトリム使いの快適なドレス、タイダイでアップデートされた古いTシャツ、1966年のチェコスロバキア映画「デイジー」で見たリックラックのエプロンやキルト等の美しい手作りのアイテム、1930年代の刺繍入りティータオルなどに思いを馳せた。ファブリックは様々な素晴らしい方法で再利用できる。私なりのサステナビリティとは、より良い世界をつくる為に何ができるか?私たち皆にとってより良い家とは?これは、今までの考え方をリセットする瞬間だった。私は古いものから新しいものを生み出すことが、アナスイの本質であることに気づき、デッドストックの服をゴージャスなタイダイでリメイクする「Riverside Tool and Dye」について読んだ。アイウェア会社Mondottica傘下のEarthingsは、過去のANNA SUIのサングラスフレームからリサイクルされた再生プラスチックスクラップでフレームを作成。そしてBirdie Purlは、Tシャツのニット生地からリサイクルされたクロシェ編みのハンドバッグを作っている。Giften Acornと一緒に、これらの小さな会社とのコラボレーションを決定。私の家族のSpindrift鮮やかな色のリサイクルアルミ缶を使いかぎ編み帽子を作り、よりサステナブルな素材をコレクションに組み込んでいる。ハートランドコレクションは、今、私たちに必要なものが詰まっており、着心地の良さ、地元で作られたこと、煩わしさがない多目的なアイテムなど。ピナフォア ドレスからインスパイアされたふんわりしたエプロン、キルティングジャケット、ショートパンツ、マキシ丈のネグリジェドレス、バケットハット、家の中やZoomの時に着られる刺繍が施されたスウェットシャツ、長年のパートナーであるTevaは、シーズンに合わせたイメージ通りの靴を送ってくれた。モーヴ、クリーム、ヒスイ、ブラックやシダー色の花柄、グラデーションカラーでペイントされたレース、刺繍、クロシェ編みのトリム、アイレットを組み合わせ、ホームメイド感を演出している。シアトルのアーティストであり活動家のスティーヴィー・シャオの壁画が大好きで、彼女のバラードストリートの有名店をいくつか描いた作品は私にインスピレーションを与えてくれた。そして彼女は、今回、オリジナルグラフィックを作ってくれた。今回のコレクションは、DIYのような家庭的なムードに少しの磨きをかけた。紙の着せ替え人形を何時間も作り続けていた幼少の頃を思い起こさせた。コレクションのルックで、遊び、創造性を刺激される感覚のよう。長年のパートナーであるサラ・オリファントは、コレクションを完璧に表現するムービーの背景を作成。最も理想的な家を考え、彼女はシーズンカラーを使ったドールハウスを描いている。そして。全体のムードを完成させるために、今までに見たこともないような素晴らしいパイを作ってくれたアーティストのカレン・ロング・フレイトは、インスタグラムで見つけた。彼女は私たちのためだけのパイを焼いてくれ、私をバーチフィールドに連れ戻してくれるパイ生地、ケーキの上に型抜きされた水仙とヒナギク、より良い未来への希望が芽生えのよう。