Stella McCartney Winter 2020 Collection ロシア生まれのフランス人デザイナーでありイラストレーターとしても活躍したエルテの作品から着想を得て、贅沢なファンタジーにモダニストな感覚を取り入れる

Stella McCartney(ステラ マッカートニー)2020年ウィンターコレクションは、現実に根差しながらも自由なスピリットを持ち、力強い意志に満ちた女性たちからインスパイア。それは、勇敢かつ先駆的で、新たな価値観を創造する先見性があり、どんな時も自分自身を表現しながら、ファッションに限らずに自分の意見を述べることのできる女性たち。ステラマッカートニーは、女性たちのナチュラルなエキセントリックさを表現し、さらにパワーアップさせている。ステラのスタイルはそのままに、境界に捉われることなく未知の領域へと飛躍する大胆なタッチを加えている。本コレクションは、ロシア生まれのフランス人デザイナーであり、イラストレーターとしても活躍したエルテ(Erté 1892-1990)の作品から着想を得て、贅沢なファンタジーにモダニスト感覚を取り入れている。ステラは、幼少の頃エルテと会って以来、記憶に残るつながりを持っており、このエルテのアーカイブ作品とのコラボレーションは、いまだかつて使用されたことのないプリントとなっている。エルテのアーティスティックな視点は、ステラの美を表現するボキャブラリーに変換されている。マスキュリンなウェアから醸し出されるフェミニンさによって魅惑的な緊張が生まれ、彫刻的なシルエットやミニマルな装飾がナチュラルな質感とバランスを奏でている。ステラらしいカラーパレットは、ミネラルやクレイ、サンド、チャコールウォルナット、ネイビーといった地球を感じさせる色彩で展開され、ライラックやジンジャーがパンチを効かせる。今シーズンは、エルテと挑戦的なエネルギーの両方がインスピレーション。タンブリング ロックスやスターバースト、ジェリーフィッシュなど、エルテのアーカイブ作品のプリントが取り入れられている。まるで絢爛さを分断するかのように、ランバージャックチェックやレイヤードチェック、レザーバインディングのタッチが加わっている。こうした挑戦的なスピリットのなか、2020年ウィンターコレクションは、これまでのRTWコレクション以上にアニマルフリー ヴィーガンレザーが用いられ、装飾的なパーフォレーションを施したヴィーガンレザーや、シャギーパイルのアニマルフリーシアリングが登場。クルエルティフリーやフリーの素材の使用は、ついにアクセサリーにまで拡大されている。ボウタイシャツやベルテッドトラウザーズは、柔らかくセンシュアルなパターンで登場。一方、長いバインディングのディテールが特徴的なドレスは、ドレープを描きながらボディをなめらかに包み込む。非構築的なシルエットのアイテムには、ラグジュアリーなメタリックビーズのデザイン装飾が施されている。ステラのテーラリングは、構築的なアウターウェアを通して、ミニマルなニュートラルカラーの杢柄マイクロフランネルや斑模様のメルトン、ユーティリティテイストのランバージャックチェックなど、コレクション全体を通して多様に表現されている。今シーズンのニットウェアは、さまざまなテクスチャーで遊び心を表現し、フェルトチェックから新たに登場した毛足の長いアニマルフリーシープスキンまで、クリーンなカットのシェイプと優雅な心地よさが共存。メンズウェアは、彫刻的なテーラリングやアウターウェア、ヴィーガンレザーやアニマルフリーシアリング、ナチュラルなカラーパレットなど、カウンターパートであるウィメンズのインスピレーションや美的感覚と共にあり、ゆったりとしたシルエットが、コレクションに洗練されたエッセンシャリズム(=本質主義)をもたらしている。今シーズンのキーとなるバッグは、ミッドセンチュリースタイルから着想を得たショルダーバッグ。ブレードストラップが施され、構築的なヴィーガンレザーに対し、よりソフトな美しさが際立っている。もうひとつコレクションの中心となるのは、アイコニックなファラベラチェーンがチャンキースタイルであしらわれた、アニマルフリークロコダイル製のバッグ。ユニークでジオメトリックなフォルムがすぐにそれと分かる個性を放ち、オーバーサイズのくったりとしたホーボーバッグは、贅沢なほどにソフトなヴィーガンレザー製で、アニマルフリーのスエードと組み合わされている。今シーズンひと際目を引くフラットなゴスブーツは、オーバーサイズのメタリックフロントジッパーやシャープなポインテッドトゥが特徴。ヴィーガンレザーのハイトップに、マカダミアウッドのスタックドヒールやチャンキーなスプリットソールを施したエミリー、チェルシーブーツも、初めてランウェイに登場。とてもスタイリッシュなケージ2フラットパンプスは、ポインテッドトゥ部分や、サイドに沿ってカットアウトが施されたデザインが特徴となっている。古代象形文字やミッドセンチュリースタイルからインスピレーションを得たゴールドやシルバーのアニマルモチーフのジュエリーは、ブローチやイヤリング、ネックレスとして、コレクション全体のエキセントリックなムードを演出。今回のコレクションでは、サステナブルなストレッチデニムCOREVAをランウェイで初披露。会場では、ゲストたちの来場により排出される炭素を相殺するため、苗木が配布された。配布された苗木は、ブラックパイン40個、シカモア(セイヨウカジカエデ)120個、チェリーウッド(サクラ)120個、ハシバミ240個、ヨーロッパブナ30個。また、日本からは、Emmaさん、冨永愛さん、マドモアゼルユリアさん、美波さんが来場した。

 

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