Chloé Fall/Winter 2020-21 Collection「If You Listen Carefully… I’ll Show You How To Dance」絵画・彫刻・詩を通して芸術的なスピリットを融合させた力強いエナジーを表現

Chloé(クロエ)2020-21年秋冬コレクション「If You Listen Carefully… I’ll Show You How To Dance」。絵画、彫刻、詩を通して、芸術的なスピリットを融合させた力強いシナジーを表現する。様々なフェミニニティの概念が交差する中、ナターシャ・ラムゼイ=レヴィは、固定概念から脱却しようとする女性たちの複雑な心の情景をコレクションに映し出す。今回のショーは、マリオン・ヴァーブーム(Marion Verboom)による美しく豊満なトーテムが飾られた空間に、マリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull)がクラシックな詩を朗読する声が流れ、神秘的な雰囲気が漂う。視覚だけでなく聴覚にも同時に働きかける形で発表されたコレクションには、ナターシャ・ラムゼイ=レヴィの長年の友人であるアーティストのリタ・アッカーマン(Rita Ackerman)による具象的な作品が取り入れられている。彼女の描く精霊のような少女のイラストレーションが、レディ・トゥ・ウェアやアクセサリーをキャンバスに登場し、現代のフェミニニティの意味合いを問いかける。今季のランウェイでは、現代の自立した女性の在り方を示す個性的な顔ぶれが揃い、数々の記憶やシンボルを用いたコレクションが、様々な女性たちのストーリーを紡ぎ出す。カラーパレットは、ヘザーやドゥーン、オークル、チェスナット、ダスティーブルー、バーントシエナーを基調にコレクションを彩っている。手作業で施されたディテールは、素朴なロマンスを感じさせ、マスキュリンなワードローブにフェミニンな要素をプラス。メンズライクなシャツドレスやハンティングジャケット、ワイドデニム、オーバーサイズのフレアスーツにあしらわれた真珠のように輝く立体的なペイズリーやビーズ付きの襟、クロスステッチ、イギリス刺繍のディテールはフェミニンなルックを完成させる。アランやアーガイルニットドレスに合わせたツールドベルトはアクセントを加え、クラブカラーのブラウスはカシミヤ素材のフランネルブレザーやアウターコートと組み合わせている。“Flou(流れるような)”はペイズリープリントのパッチワークや水玉柄として登場し、芸術的なペタルビーズを施した妖精のようなイブニングドレスへと変化していく。また、時間の経過を感じさせるパティーナ加工がアクセサリーコレクションを特徴付ける。アゲートビーズが首元を飾り、繊細なハンマーメタルのリーフデザインがイヤリングやバングル、そしてカフスとして登場。ミニサイズの”Daria”バッグはクロコダイルの型押しやコーデュロイスエード、”Darryl”バッグはグレインレザーや上質なスエード素材で展開される一方、マイクロクロスボディの”Franne”や、モノグラムが特徴的な大容量のトートバッグ”Fredy”が目を引く。足元は厚底のレースアップブーツやタッスル付きのモンクストラップのブローグシューズ、さらにエキゾチックレザーのパネルディテールをあしらったチェルシーブーツがルックを完成させる。クロエの2020年秋冬コレクションにて、リタ・アッカーマンの1990年代のアーカイブ作品が、レディ・トゥ・ウェアやアクセサリーに登場。女性が描かれた比喩的な作品は、フェミニニティを題材に制作され、繊細であると同時に反抗的な精神を感じさせる。彼女の作品は、上質なシルクやニットウェア、ジャージー素材のTシャツ、テイラードコートのライニングに用いられ、”Daria”や”Darryl”のバッグには全面にプリントされ、コレクションを彩り、ジュエリーやカシミヤウールのジャガードブランケットにも、アッカーマンが描く女性が見られる。フランスのアーティストであるマリオン・ヴァブームによる彫刻作品が飾られ、ショーの空間を決定づける強い存在感を放った。「テクトニー(Tectonies)」と題された5つの金色の柱は、パリのパレ・デ・ボザールで開催された2019年のエキシビション「インフィニット・スカルプチャー」のために考えられた。ゴールドのパティーナ加工を施した一連の柱は、グレコローマンと自然界の要素を組み合わせ、古典的な伝統をインスピレーションにし、アールデコ調の花柄から始まり、松ぼっくり、蜂の巣、そして人間の子宮をデザインに取り入れている。それらの精巧な装飾様式は、2020年秋冬コレクションにおいて用いられる装飾的要素、そしてクロエの変わらない女性へのビジョンと共鳴する。「テクトニー」は、4月24日から9月7日まで、ポルトガルのリスボンにあるカルースト・グルベンキアン美術館に展示される。2020年秋冬ランウェイで、クロエはスポークン・ワードのサウンドトラックと共に、長年のミューズであるマリアンヌ・フェイスフルを再び迎えた。ジャクソンによる新たな編曲を伴いロンドンで収録されたサウンドトラックは、イギリスのシンガーソングライターであるマリアンヌが、ナターシャ・ラムゼイ=レヴィによって選定された一連の古典作品からの抜粋部分を朗読。それらの古典作品とはルイーザ・メイ・オルコット、ロード・バイロン、F・スコット・フィッツジェラルド、フランシス・エレン・ワトキンズ・ハーパー、クリスティーナ・ロセッティ、ウィリアム・バトラー・イェイツによる作品。

 
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