Max Mara 2020 Fall/Winter Collection マックスマーラウーマンならではの平静さを保ちながら航路をチャートに記録している間、自分の中に驚くほど ロマンチックな衝動が沸き起こる

Photo By @kevintachman

Max Mara(マックスマーラ)2020年秋冬コレクション。シェークスピアからスティーヴィー・ニックス、T・S・エリオットからトレイシー・エミン、ジャネット・ウィンターソンからジャン・ジュネまで、ありとあらゆる画家や詩人、哲学者、作曲家、漫画家、クルーナーが皆、海の魅力のとりこになってきた。マックスマーラもまた、彼らと同じく海に魅了されている。海は、危険と希望、愛と切望、勇敢さと虚栄心など、人間の状態を表す比喩として大変効果的。船や船乗りを題材とした物語が世界のどこでも見られるように、海はまさに普遍的なテーマ。「船のない文明では、夢が枯渇する」ミシェル・フーコーはかつてこう述べている。ミス・マックスマーラは、最近昼間にふと空想にふけることがよくあり、それは、白昼夢。型にはまった社会人としての生活の中で、時代遅れな慣習にうんざり気味の彼女は、デスクに座って、海への逃避行の空想をふくらませるのがつかの間の楽しみになっている。夢の中の彼女は、自分の船の船長。波を自在に操り、自分の運命を切り開く。モロッコからムルマンスクまでの北向きの船旅。彼女の想像の中に広がるのは、雄大な冬の大海原。マックスマーラウーマンならではの平静さを保ちながら航路をチャートに記録している間、彼女は、自分の中に驚くほどロマンチックな衝動が沸き起こるのを感じた。それでは、このモダンな冒険者のワードローブを覗いてみましょう。マリンをテーマとしたさまざまなシルエットには、キャメルやグレー、ホワイト、そして定番のネイビーなど、マックスマーラを代表するカラーパレットの新たなミックスが見られる。どことなく重役感漂うどっしりとしたグレートコートから、ケープやキャバン、あるいはトグルやタッセルが付いたダッフルまで、ありとあらゆるコートが揃っている。ラグジュアリー感あふれるローブ・ド・シャンブルは、エレガントなロープでウェスト部分をマーク。ラッフルやギャザーは、クラシックなキャメルヘアコートやピンストライプジャケットのショルダーやスリーブ、あるいは一方のヘムラインがぐっと下がったドラマチックなスカートに、スマートかつ大胆不敵な印象を与えている。外側は弾力性のあるナイロン素材、パディングはカシミヤのフリースで、ボリュームたっぷりのマックスマーラのパッテッドアウターは、過酷な荒天にも最適。もちろん、壮大な海の冒険には、かなりの量の荷物を積みこむ必要が、そこで登場するのが、大容量のマックスマーラのマリンバッグ。ソフトな素材を用いて、船のキールのようなシェイプに仕上げている。

 

 

 





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