LOEWE MEN’S SPRING & SUMMER 2020 COLLECTION 宇宙的な遊牧生活の夢のようなフィルターを通してありふれた日常を格上げし身も心も旅に出ることを提案 #LOEWESS20

LOEWE(ロエベ)の2020春夏メンズコレクション。ユネスコ本部のホール内に設けられたショースペースには、ロンドンを拠点に活躍するアーティストHilary Lloyd(ヒラリー・ロイド)の作品9点が垂直に延びるクロム製の円柱と台車の上に置かれたモニターに映し出された。10年近く(2008年~2017年)にわたる彼女の作品は、自然の世界と作られた世界のそれぞれの側面追求し、アーティストの毎日の経験からの即興的瞬間や仕組まれた瞬間をしばしば表現している。ロイドの視線が、固定、流動、破砕とシフトする特徴が、インスタレーションの物理的な装置を強調することと組み合わされ、彼女の作品に彫刻的な存在感とサブリミナルなエロティシズムを染み込ませている。「シャツ」や「植物」といったようなほとんど動かない作品から、「イースターバニー」や「ジュエリー」のループの繰り返しや、ディスコスタイルのストロボまで、ロイドの作品は、様式化された建築的なフレームを強いながら、持続する時間の伝統的な観念に抵抗する。ロイドの作品との対話の中で、コレクションは、日常の世俗的な視点を思い起こさせ、宇宙的な遊牧生活の夢のようなフィルターを通して、ありふれた日常を格上げし、身も心も旅に出ることを提案。ロングでピュアなシルエットは、アンサンブルを中心に展開され、アンバランスな質感と調和のとれたラインというこの相反する2つの要素がまじりあい新しいボリューム感で展開されている。今シーズンもロエベはコレクションを通して世界各国のクラフト敬意を示しており、ロエベのシグネチャーであるオロの“カシミア”スエードが、スプリットポケットやバックル付きヨークのディテールが付いたチュニックやカフタンのシェイプにおいて、各国で織られた布地と組み合わせている。例えば、バングラデシュからの刺繍が施されたレッドとホワイトのコットン、西アフリカにあるブルキナ・ファソの手作業で染めて織り上げたインディゴ布地、そして日本の極細ブルーのリネンデニムとパンチング加工が施されたコットンガーゼをコレクションの中で採用。また、セーラーシャツからウォッシュドシルクのダンガリーまで典型的なマリンスタイルを引き立てるポプリンとボイルをレイヤーにしたモノクロームのショートスーツが、シェブロン柄や縦縞の軽快なニットと組み合わされ、テクニカルサテンは、ドライウール タキシードのアクセントになり、ライニングなしのラグラン トレンチコートになり、新しいロエベのテーラーリングはリラックス感のある2ボタンのピークラペルジャケットに回帰している。ムーンディスクペンダントは、トーテムのように着用され、オーガンザのユリとマラブーの羽をイヤリングやブローチに使用。今シーズンの遊牧民的なイメージが広がり、藁のモカシン、スエードのリンクサンダル、ボートシューズが、アウトドアでの夏のレジャーを想起させ、エスパドリーユストライプのレースアップブーツが、ロエベのスペインのルーツへとつながっている。角ばった「Berlingo(ベルリンゴ)」ショルダーバッグは、スエード、トワル、カーフレザーで仕上げられ、これにトップステッチが施されたしなやかな新作「パズル」が加わる一方、ウーブンバスケットには、プリントリネンのポーチでライニングが施されている。ソフトなナパカーフレザーの新しいエンボス加工フラットバックパックは、様々なスタイルで使用することができる。