TAKAHIROMIYASHITATheSoloist. Autumn/Winter 2019 Collection「感情の夜想曲。」自らのルーツや経験を先へ伝えようという行為は、内なる感情を表現していく行為

TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.(タカヒロミヤシタザソロイスト.)の2019秋冬コレクションは「感情の夜想曲。」自らのルーツや経験を先へ伝えようという行為は、内なる感情を表現していく行為である。そして日々の生活の中で刻々と変化していく些細な事象への気付きの積み重ねは、後世に向けて、明確な道筋を示してくれる事がある。ネイティブアメリカンの血を受け継ぐアーティスト”Levi Pata”と宮下は必然的に出会い、彼の紡ぐ詩と根底にある彼の精神性が宮下の創造性と共鳴し、宮下の内なる感情を洋服に表現させた。Levi Pataの紡ぐ詩には、彼の想う情景の中に、自らのルーツがもたらす内なる感情が込められている。それは決してありふれた日常の風景の切り取りではなく、感情の奥底から湧き出る精神の切り取りにも思える。変化する日常を俯瞰で捉え、自分の本質を表現するその姿勢は、宮下の洋服に向き合う姿勢と重なる。今日必要な物は明日も必要であるべきだ。昨日と同じ様に見える物事にも真剣に向き合うその姿勢こそが、その真意と価値を追求する事が出来る。宮下は日々の些細な変化も見逃さず考察、追求し、その自らの経験と本質を服作りに落とし込んでいく。それは日々繰り返されるコード進行に宮下の内なる感情を込め、その日の環境の変化に適応させた自身の弾き方に引き寄せる方法でもある。日々の変化への適応の追求を可能とする洋服は、その日の環境下において幾通りもの表情を見せ、着る人と同じテンポで様々に呼吸を始める。感情の奥底より湧き出した宮下にとって必要な色は、宮下の方法論で組み合わせ洋服に落とし込まれる。Levi Pataの言葉と精神は、確固たる強い意思としてその日々を洋服と共に歩む。宮下が考察してきた17AW,18AWシーズンの最終形とも言える今コレクションは、着る人が現代をサバイブしていく為に必要な形として宮下自身の内なる感情を表現する。明日もまた朝がやってくる。暁に浮かび上がるのは、還るべき場所の情景だ。そして僕は再び呼吸を始める。内に秘めた感情は何も変わらないままに。”I live now as a TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.”

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