GIVENCHY FALL 2019 PRE COLLECTION ギリシャ神話の蝋と羽根でできた翼を身に着けて飛翔し、太陽に近づきすぎて、海に落ちてしまった若者イカロスを題材に表現

アーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーは、GIVENCHY(ジバンシィ)2019年秋冬プレコレクションで、ギリシャ神話の蝋と羽根でできた翼を身に着けて飛翔し、太陽に近づきすぎて、海に落ちてしまった若者イカロスを題材にしている。三つのストーリーの基礎となっているのは天国と海。いずれも、デイウェアからイブニングウェアへ、普段着からオケージョンウェアへ、うまく変化させられるよう考えられている。なかでも、海の神ポセイドン、太陽の神へリオスの妹である月の女神セレーネ、ウェールズ神話において知恵と寛容で名高い太陽の女神リアンノンの三神が、それぞれのストーリーに象徴的意味を添えている。アーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーは、故きを温ねつつ、敬愛する建築家、ル・コルビュジエの作品であるラ・ロッシュ邸を背景に、モダニスト的な色調で、彼女らしさを新たに表現。ライトコットンから、シルクシアサッカー、クレープデシン、ジョーゼット、プリュムティにレース、さらにはテーラード・ピース向けの柔らかなウールにまで及ぶ素材において、色や柄、刺繍が基本となるテーマを想起させる。洗練を極めたスポーツウェアは、軽量かつ豪華で光沢があり、形状とボリューム感には、遊び心が溢れている。かっちりとした服にロマンチックなシルエットが加えられた滑らかなラインは、気軽な重ね着でボリューム感を強調。レディースの春夏コレクションに登場した主要なアイテムは、バラエティに富んだ素材を用いて使い勝手の良いボレロトレンチのように、アップデートされて復活している。メンズウェアにおいては、イカロスのテーマを取り上げつつ、2018年秋冬コレクションのランウェイに登場したシルエットを引き続き展開。このメゾンのシグネチャーは、ピンストライプや ジバンシイ・レッドを用いた鋭いエッジの効いたジャケット。「イカロス」テーマの第一章として、ライトブルーが主体となっている。太陽がイエローのストーリーとしてこれに続き、第三のテーマでは、レッドとブラックで表現した、イカロスとミノタウロスが登場。飛行士スタイルのジャンプスーツやレザーブルゾン、コートといったミリタリー調は、イカロスが現代に蘇ったというメタファー。ロックの影響や堕ちた英雄の神話からは、シーズンのステートメント・ピースがうかがえる。コレクションには、イージーカーゴパンツや、バイカーの影響を受けたシルバーのテーパードパンツ、レッドとブラックのチェックのキルティングを使用したトラックパンツとコーディネートされているレザーやホワイトラペルや落ちて行くイカロスのモチーフを用いたブラックのテイラードウールデイコートも含まれている。