GIVENCHY HAUTE COUTURE SPRING/SUMMER 2019 COLLECTION「BLEACHED CANVAS」力強いフェミニニティ、アーキテクチュアルなボリュームと優雅なライン

2019春夏のGIVENCHY HAUTE COUTURE(ジバンシィ オートクチュール)コレクションは「BLEACHED CANVAS」。30年代建築の宝石であるパリ市立近代美術館のロウワーギャラリーで開催された今シーズン、自然界のオードとも言える空間で、アーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーの力強いフェミニニティ、アーキテクチュアルなボリュームと優雅なラインを計算し尽くした質感と光を巧みに操ることで表現されたコレクションを発表した。ブラック、ホワイトに加えてコバルト、ヴァーミリオン、ブライトイエロー、ウルトラバイオレットといったカラーがここかしこにあしらわれ、シェイプとラインの純粋さを発揮。クレア・ワイト・ケラーは、ジバンシィのアーティスティック・ディレクターとなってから初めて、ミニ・ボリュームのあり方を追求し、オーバーサイズのルックや流れるようなフレアなコンストラクションとを自由に並べた。彫刻的なカーブが、ドレープされたテーラリングのラインの厳格さと出会い、その技術的な複雑さを裏切るかのように、視覚的に軽やかで、かつ明らかにシンプルなコレクション。チュールとオーガンザの透明さは、輪郭のはっきりしたぺプラム、流れるようなケープやリキッドなサテンと対になり、オーガンジーペタルはオリガミのように折り込まれ、ギピュールレースやシャンティといったトラディショナルなレースはラッカー仕上げ、アーティキュレーションやレリーフ刺繍で現代的によみがえっている。こだわり深く施されたチューブビーズ、パイエット、トロンプルイユ、トレンブラン、フェザー、フリンジやクリスタル刺繍がシルエットを輝かせ、宝石をちりばめたパリュレやプレシャスなボウリボンがぐっと目をひきながらも優れた機能性を発揮。今回のBleached Canvasを通して、クレア・ワイト・ケラーはモダンクチュールの哲学を一層前進させ、彼女にしか表現できない、今この時代ならではの美学を持って、ジバンシィらしさとは何か、という幅を広げた。