GIVENCHY SPRING/SUMMER 2019 WOMEN’s & MEN’s COLLECTION「I AM YOUR MIRROR」女性性、男性性をミラーリングさせ相互に作用

アーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーによる「GIVENCHY(ジバンシィ)」の2019年春夏ウィメンズ&メンズのレディトゥウエアコレクションは鏡(ミラー)の抽象的概念からインスピレーション。ジバンシィカップルとは何かを表現する際に、クレアは女性性、男性性をミラーリングさせ、相互に作用させている。女性性や男性性として今まで認識されていたものを、さりげなく変化させ、世界的に進行しつつある時代性を反映。この変遷は過去にも、既存の因習を打破してきたアイコンたちを彷彿とさせ、コレクションを通して、様々な時代が自由に交錯する。繰り返し人々を魅了してきたアンマリー・シュワルツェンバハは、1930年代、それまで時代を席捲してきたワイマール共和国崩壊の中で、女性として生まれながら、大胆にメンズウェアを着こなした記憶に残るハンサムな作家。また、まったく異なる時代において、ルー&ニコの愛とルックスの在り方は、彼らの時代の遥か先を行っていた。歴史のゆるやかな存在感が、シャープでナローな現代的なシルエットとして表現され、ウィメンズウェアとメンズウェアの間のジェンダーレスな融合にみられるデュアル・セクシュアリティ(両性性)を刺激。オートクチュールのアトリエで開発されたテイラリングからは、新しいショルダーが形作られ、ショルダーは小さく、そこから袖の前部分には折り目がしっかりとつけられ、ウエストは彫刻のように絞られている。バスクにヒントを得ながらもヒップの低い位置でカットされた、ボリュームの大きなハイウエストトラウザーとのコントラスト。ミリタリーの要素を得たドレスには、ジェンダーレスな均質さが伺える。デイウェア、イブニングウェアを通して、スカートはベリーショート丈、あるいは床までのロング丈の二通りに限られ、ソフトストレッチの効いたアシメトリカルなカットで表情を。女性のワードローブのトレードマークでもあったフローラルプリントはウィメンズウェア、メンズウェア共に使われている。ミラーリングのテーマをさらに強調するように、フローラル柄は引き寄せ合ったり、消えたり、溶けあったり、急拡大したりしながら円を描くようなフォルムを作っている。鏡が反射しているかのようなメタリックな要素は職人技を通してシルバー刺繍として表現。ホイルのような効果をシルバーレジンでつけた、シルバーでラッカーされたシルバーレースのドレスや、レザーにラミネートを施したシルバーのアウターウェア。メンズウェアには、ミラーの刺繍も登場。ショーのセットにも反映されている通り、古い家の中にかけられた覆いが取り除かれるように、部屋にはペイントされたキャンバスがドレープされており、カラーは色褪せた温かみのあるベージュ、深いイエロー、ダークグリーン、ラベンダー、サーモンとインディゴブルーが使われた。ファブリックではコットン、ジャージやクレポンが主流。ワイドなレザーベルトは、ワークトートや小さなジップトップのバッグなどと並んでコレクションを通して登場する。ボックス型のコンストラクションに⻑いフロントフラップとカットアウトハンドルを施したバッグWHIPも新しく登場。ジュエリーはオーバーサイズのシャンデリアイヤリングや、それに対応するフラットなメタルリングといったようにドラマチックなものがコレクションを通じてスタイリングされた。