LOEWE 2019 Spring/Summer Womens Collection スペインのシーサイドを連想させる軽やかさを表現 #LOEWESS19

LOEWE(ロエベ)の2019年春夏ウィメンズ・コレクション。ジョナサン・アンダーソンは、今日の現代美術に息づくモダニズム初期のエコーに思いを巡らせながら、パリのユネスコ本部に展示会を模して作られた空間内で2019年春夏ウィメンズを発表。ロンドンにかつて存在した試験的なギャラリーであるSIGNALS(1964-1966)を再現したファサードを通って中に入ると、20世紀中期の部屋に復元された室内では、動的かつ音響的な一連のファイバーアートを体験することができる。ララ・ファヴァレットによる回転する洗車ブラシの質感的ぼやかしに続き、隣接する部屋の周りにはロエベ・クラフト・プライズの最終選考に残った ジョー・ホーガンによる素朴な編み籠が置かれ、第三の空間では、鯉江良二による陶器が載せられたレコードプレーヤーがシンフォニーを奏でる。そして第四の空間は宙に浮かぶ石鹸の泡で溢れている。インクのような透明水彩のパレットの豊かな色彩によって未加工のマットなテキスタイルが昇華されたこの奇抜な空間。そこに置かれたコレクションはブルータリストの快楽主義に満ちている。エキゾチックなレザーで作られたウィップコードの襟で縁取りされたシルエットは、ダイナミックに曲線を描いたり膨らんだりしながらテントのようなボリューム感を出し、ファブリックと肌との間に不思議な親近感を生み出す。フリルトップスやフィッシャーマンセーターのビショップスリーブ、ベルスリーブ、そしてジュリエットスリーブはふんわりと膨らみ、ワッフルジャカードと上質なラムスキンのアンサンブルにはしわを施す「絞り」の技術を応用。オスカー・ワイルド的なオーストリッチの羽のパフはトップステッチを施した控えめなギャバジンから逆立ち、レーシングストライプのようにチュニックやブラウスに組み込まれた格子のフリンジスカーフを模倣している。ポプリンとイギリス刺繍のパフドレスはスモッキングとパッド入りインレーで絞られ、吊り下げられたようなアシンメトリーを探求。泡のような綿モスリンは、ロエベのリッチなスエードでパッチワークが施されている。アクセサリーコレクションは、ジョー・ホーガンの影響を受けていることが明確に分かる。例えばパズルバッグはカーフスキンで織られ、ゲートバッグにはストローが使われ、編み込みのカイトバッグからはレザーフリンジが垂れ下がり、新作のバスケットはナチュラルなマルチカラーのラフィアを編んで花模様が表現されている。