MISSONI 2019 Summer Collection クモの糸のようなテクスチュア、空気のようなボリューム感、手工芸的な表現。身体を包み、服を着るという、原始的な欲求。人の手の、根源的な感触。

MISSONI(ミッソーニ)の2019年夏コレクション。どこか別の場所での、いつか別の時間の、数々の出会い。早送りの、巻き戻しの、ファミリー・ヒストリー。始まりはクモの糸のようなテクスチュア、空気のようなボリューム感、手工芸的な表現。身体を包み、服を着るという、原始的な欲求。人の手の、根源的な感触。全体的な雰囲気にジオ・カルチュラルな関係性が漂っています。様々な世界が交差するように交差するテクスチュア。対照的なものたちが淀みなく溶け合い、次々と液化してゆきます。薄く透けるドレス、ロング・カーディガン、ニッテド・デニム、流れるようなパンツ、ロングT‐シャツ、キモノ・コートなどで構成された、力みのないワードローブ。無限のレイヤーリングがいろいろな文明のかけ橋となり、一見何気なく見えるけれど極めて高度な技術によって、様々な要素がミックス&マッチされてゆきます。こまごました物たちを収集し、“あちら”と“こちら”を繋ぐ輪を見つけるための大小の旅。自然と再び繋がるための風通しのいい道。未来に向けて跳ぶための軽快な方法。感覚的な軽さは、軽やかな装いとなります。余分な感情的負荷は一切ありません。ロング・シルエットは手工芸的な透明感をもったテクスチュアによって非物質化され、多層化することで深度が生まれます。重さを感じさせることなく。開ける、閉める、ボタンを掛ける、巻きつける、頭からかぶる、留める・・・の相互作用。女性形、男性形の周囲で、難なく解決される複雑さ。ペール・トーンからナチュラルへ、ソフト・カラーからブルーへと移ろうオーガニックな色彩の動き。発見したチャームを軽い挨拶代わりに使いながら、自分を飾ろうとする人間的な欲求。果てしなく出会う端と端。何日も続く数々の出会い。大地の感覚。