Y-3 SPRING/SUMMER 2019 COLLECTION 身体と服の間にある空間(air between the body) #Y3

Y-3 2019年春夏コレクションは、クリエイティブ・ディレクター山本耀司の「身体と服の間にある空間(air between the body)」という拘りと、身体のシルエットのために工学的なアパレルとフットウエアを探求するアディダスの熱意から生まれた。革新、技術、そして機能の限界を更に押し広げ、山本耀司の特長でもある風をはらんだかのようなボリュームのある美しさと調和の取れたシルエットに、スカイダイビングやセーリングから着想を得た「空気のように軽い」服を創造。Y-3では大胆で爽快なスタイルを実現するため、素材の組み合わせと生地の開発に焦点が当られており、GORE-TEX®をはじめ、軽量ナイロン、パッチワークメッシュ、ハイテクコットン、adizero、そしてハイストレッチ素材を採用している。製品はリバーシブルかつパッカブルで、何より軽量なので、実用性の面も考慮。ルーヴル宮のパリ装飾芸術美術館で発表されたコレクションは、そのクラシカルな背景とは対照的に、モデル達が美術館の大理石のホールを歩くと、その衣装は空気をはらんで身体を覆うように軽く浮かんで、まるで空を浮遊しているよう。工学的にデザインされたアパレルや機能性に優れた「スポーツ」という側面と、たっぷりとしたボリュームやしなやかさ、上質な仕立てといった「ハイファッション」という側面の、逆説的な世界を結びつけながらも、視覚も手触りもすべてが紛れもなくY-3だと感じられるものを創り出している。そしてこのコンセプトを具現化するのが、SHAKEDRYTMGORE-TEX®(世界最軽量のGORE-TEX®)という軽くて機能性に優れた素材の採用。これらの素材はフード付きのユニセックスなユーティリティジャケットやロングコートの生地として使用。ナイロンツイルは様々なパンツに使われ、またスパンデックスジャージはレディースでドラマチックな膨らみを持たせたデザインのスカートやドレス、ジャンプスーツに採用されている。カラーには、コアカラーであるホワイト、ブラック、レッドといったクラシックでミニマルなY-3の色調の他、季節に合わせたシックなシャンパンカラー、クモグレー、ペトロールグリーンなどを展開。今シーズンは、シグネチャーであるY-3のロゴに山本耀司の風刺的なユーモアを加え、更にハートとスカルのモチーフを採用。ハートはアディダスと山本耀司の「愛」を象徴し、そしてスカルは今シーズンの着想の源であるセーリングのダークな一面を描いたもの。ショーの劇的なフィナーレでは、ロングシルエットのパンツやパーカー、そしてドレスにY-3をスピネーカー(ヨットの大マストに張る追い風用の帆)に模したデザインがプリントされたものが披露された。Y-3ではフットウエアにおいても、現代的な「デザイン」と「製作」の定義を見直している。流線型のRAITO RACERは、半透明のアウトソールや足をしっかりとサポートして包み込むワンピースタイプのPrimeknitアッパーが特徴で、BOOSTTMフォームを大胆なシルエットに融合。KAIWAは配色をさらに展開し、Primeknitのアッパーを備えたKAIWA KNITと取り外しができるアイステイクロージャー(靴紐を通す部分)という、2つの特徴的な進化を遂げてコレクションに戻ってきた。また、人目を引く効果を発揮するEVAミッドソールポッドを備えたRENも再登場。その一方で、KASABARUは70年代のバスケットシューズの進化形で、なめらかなナイロンアッパーと波形で厚手のラバー製アウトソールが特徴です。デジタルライト合成技術を採用したY-3RUNNER 4-Dは、赤いPrimeknitアッパーとRUNNER 4-Dのシグネチャーであるライトグリーンのミッドソールの他に、初となるオールホワイトも披露された。バックパックやリストバッグ等のアクセサリー類もこのシーズンの方針に従い、軽量設計やパラシュートに着想を得た構造を採用し、ナイロンを用いてデザイン。細部まで革新的な技術を実現しながら、多様なサイズが取りそろえられた。