N˚21 Spring/Summer 2018 Collection "NUDA"自分の願望を正直に口にする女性の姿 コンセプトである"フェミニニティ"に基づいた根拠のあるメッセージ

ヌメロ ヴェントゥーノ(N˚21)から2018年春夏コレクションが発表された。”世の中の流れに逆らう”というキーワードを、肯定的に捉え直されデザインに落とし込まれたコレクション。単なる言葉の言い換えではなく、ブランドにとっての”本物”が追求されている。「今回は、自分自身のファッション・コードに立ち返ってみようと思いました。このコードは、アレッサンドロ・デラクア流のスタイルの根底にあるもので、”本物”の追求を通して、ヌメロヴェントゥーノというブランドの中にも定着しています。だから、今季のスタイルメッセージは明確で、わかりやすく、的確で、強いのです。私は、仕事を自己流にアレンジするのが好きなのですが、ファッションに対する自分独自の解釈を表現する際には、必ず責任感を持って取り組んでいます。なぜなら、ブランドというものは、デザイナー、すなわち作り手のビジョンを物語るものだと考えているからです」とクリエイティブディレクターのアレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell’acqua)は語っている。今回のコレクションでは、コンセプトである”フェミニニティ”に基づき、根拠のあるメッセージが声高に発信されている。「レントゲンを撮られた私は、洋服を着ていても裸同然」。これは、ショーのサウンドトラックに用いられた楽曲”Nuda(ヌード)”との歌詞の一部。イタリアの人気歌手ミーナ(Mina)が1976 年にリリースしたこの曲は、ブラッシュピンクに彩られたワードローブの背景にあるストーリーを物語っている。たとえ体の表面が衣服に覆われていようと、むき出しであろうと、女性は自分自身とその肉体をリスペクトされるべきだというメッセージそのもの。コレクションに散りばめられたブラッシュピンクによるグラデーションにも見ることができる。自分の願望を正直に口にする女性の姿が映し出されたヌメロ ヴェントゥーノの2018年春夏コレクションからポジティブなパワーをチャージして。