MSGM TOKYO OPENING PARTY! デザイナー Massimo Giorgetti氏とマリエさんによるスペシャルインタビューが実現

MSGM_tokyo_1P_1

日本初のフラッグシップストアを表参道にオープンさせたイタリアブランド「MSGM(エムエスジーエム)」。オープニングパーティーには、デザイナーでクリエイティブ・ディレクターのMassimo Giorgetti(マッシモ・ジョルジェッティ)氏も来日し、彼のクリエイションの詰ったショップは豪華ゲストも来場するスペシャルなパーティー会場に。そして私達RETOY’Sは、マリエさんと共にマッシモ氏へのインタビューが実現!会場の熱気とスペシャルな対談。是非、ゆっくりとご堪能下さい。

MSGM_tokyo_1P_2

MSGM-Massimo Giorgetti氏にインタビューをしないか?と聞かれた時からこの日が楽しみで、今までにないデザイナーとの交流をできたMSGM TOKYO OPENING NIGHTに!(マリエさん)

MSGM_tokyo_1P_3 MSGM_tokyo_1P_4

MSGM_tokyo_1P_5

Marie:忙しいパーティの中、時間をありがとう!今回はMSGM 表参道店オープンおめでとうございます。とってもかっこいい場所ね。今の気持ちを聞かせて下さい。

Massimo Giorgetti:とても幸せな気分だよ!今回のオープンをとても光栄に思っている。もちろん東京、日本のカルチャーそのものを敬愛しているよ。更に、MSGMのファーストコレクションを最初にバイイングを始めてくれた、僕にとって思い入れのある大切なマーケットの一つなんだ。だから感謝の気持ちも込めて日本・東京という街にコネクションを感じているんだ。

Marie:最近ドバイにもショップをオープンしたばかりですね、おめでとうございます!ドバイに続いて東京へのオープン、二つのシティに違いを感じますか?

Massimo Giorgetti:ありがとう!そうだね、もちろん東京とドバイは大きく違う街だよ。ドバイはクラシックで格式がある、東京は特にヤングパワーがある、どちらもソフィスケートされた街。日本のカスタマーは僕のデザイン、僕のビジョンに理解があるんだ。僕が東京という街が好きな理由だよ。みんな音楽やカルチャー、アートが好きなんだと伝わってくる。その証拠に、日本のメディアのインタビューでは必ず音楽の質問が来るんだ!ショーのバックサウンドなど細部にわたって理解をしようとしてくれる。僕の生み出すものの思考、創造に興味を持ってくれることがとても嬉しいよ。

MSGM_tokyo_1P_6 MSGM_tokyo_1P_7

Marie:それって素敵な日本の特徴ね!DJをすることでも知られているからみんな気になるのね。

Massimo Giorgetti:音楽は僕にとってすごく大事なんだ。小さなイベントから大きなパーティまでDJをしてきたことがあるけど、僕はどちらかというとミュージックセレクターといったスタイル。(彼の今のお気に入り音楽はGeneral Elektriks / to be a strangerのアルバム)

Marie:ショーミュージックもご自身で選ぶのですか?

Massimo Giorgetti:もちろんだよ!音楽はショー自体、全体の印象に大きな影響を与えるからね、とても大切なことなんだ。この間のコレクションも大変だった。曲を前日に変えることにしてね、DJの友達に電話して「あの曲が必要なんだ!」と探してもらったんだ。間に合ってよかったよ、今までで一番好きなショーミュージックになった。

Marie:NEW YORKにもよく行かれると聞きました。そこでもDJを?

Massimo Giorgetti:NEW YORKは大好きな街だよ!実はここ5年くらいはDJをしていないんだ、忙しくてね。

Marie:忙しいといえば、PUCCI(プッチ)での活躍も素晴らしいですね!音楽はそんな忙しさを癒してくれるものでもあるのですか?

Massimo Giorgetti:そうだね、音楽はどんな時でもストレスから解放してくれるもの。飛行機に乗っている時も、車の中も、旅が多い仕事だけど、イヤフォンを耳にして音楽をかけるといつでも癒してくれる。あとは、ストレスを感じた時にはジムのランニングマシンに乗って1時間走りこむんだ!それで大抵の事は完全にリセットできるよ。

MSGM_tokyo_1P_9

Marie:そんな多忙なマッシモさん、やっぱりこの質問をさせてほしいの。ビッグメゾンの各デザイナーたちが退任して行っている今のファッション業界事情、将来をさらに期待されている世界的注目デザイナーとしてどう感じていらっしゃいますか?

Massimo Giorgetti:本当に沢山の仕事を背負うことで、責任も大きくなり、とてもハードな仕事であることは確かなんだ。同時に沢山のコレクションにミーティングのスケジュールの数々に、僕自身頭を悩ます時がないわけじゃない。でもそんな思考回路も、最後はアイデアの一部としてクリエイティブにMIXされて投影されていくことになる。全てはプロセスであるけれど、大切なことは自身で多くのビジョンをしっかり持ち、アイデア、INSTINCT(本能)にまっすぐ向き合うこと。それこそが成功の秘訣だよ。

Marie:MSGMのコンテンポラリーなデザイン性やモチーフ、色は毎回とても洗礼されていて素晴らしいです。そんなマッシモさんの才能もプッチに最もふさわしいデザイナーと称される理由ですね。いつもどのようにしてモチーフなどを生み出すのですか?

Massimo Giorgetti:時間がかかることではあるよ。やはり自分の周りにいる人たちから多く影響を受ける。僕の大きなインスピレーション源だね。もちろん音楽やアートも。最後はINSTINCT(本能)に従って答えを出す。よしこれでいこう、となるまでね。例えば今店頭に並んでいるコレクションは、Roberto Burle Marx (ロバート・ブール・マルクス)というブラジリアンアーティストの本に出会ってインスパイアされたんだ。彼の色使いや創造は本当に素晴らしくて沢山影響されたよ。

Marie:必ずチェックしてみるわ!

MSGM_tokyo_1P_10 MSGM_tokyo_1P_11

Marie:どうやっていつも色々な情報やアーティスト、デザインソースを見つけているのですか?

Massimo Giorgetti:基本的にはいつもだよ!常にイメージソースへのアンテナを張っているよ。友人たちから学ぶことや情報ももちろん、寝る前のベットに入ってからのインスタグラムサーフィンまでね(笑)。特に旅が多いこともイメージソースへの助けになっているね。

Marie:最後に、日本のMSGMファン、東京のファッションピープルに、MSGMをどう着こなして欲しいですか?

Massimo Giorgetti:僕は人々が開放されて、自由に感じてくれることがとても好きなんだ。着やすさや、心地よさを含めて、何かにとらわれず、自由に私のデザインを楽しんで欲しい!今君が着てくれているみたいにね。このスタイリング最高だよ!

Marie:デザイナー自身に褒めていただいて本当に光栄です!今日はお時間をいただき、とても感謝しています、ありがとうございました。

Massimo Giorgetti:ありがとう!とても楽しい時間だったよ。

Marie:またいつかお会いできることを楽しみにしています。残りのステイも楽しんでください。

MSGM_tokyo_1P_13

ーインタビュー後記ー
何が忙しくても行くと答えた。チャーミングでどんな質問にもまっすぐで愛に溢れたオーラで答えてくれるマッシモとのインタビューは素晴らしい時間になった。しっかりと地に足をつけて慎重にスマートに進んでいるという才能に触れることができた。彼の生み出すデザインの見方がさらに興味を引くものになった。GREAT THANKS TO MSGM-Massimo Giorgetti, MSGM TOKYO, RETOY’S/Pascal Marie DESMARAIS

MSGM_tokyo_1P_14

訳/インタビュー マリエ

MSGM_tokyo_1P_12

>>NEXT PAGEでは会場、そしてパーティーの様子もレポート!



CONTENTS