Tillmann Lauterbach at DOVER STREET MARKET GINZA

Tillmann Lauterbach at DOVER STREET MARKET GINZA

9月18日(木)までDOVER STREET MARKET GINZAで開催されている『Tillmann Lauterbach(ティルマン・ローターバッハ)』のスペシャルインスタレーション。ネオンオレンジにペイントされたラックに2014秋冬コレクション。8月、この製作の為に来日したデザイナー、ティルマンにドーバーでのインスタレーションについて聞いてみた。「私は、日本という国にとても大きな憧れを持っていて、この大好きな日本で何か特別なことをしたいと考えていました。2年前、私は古い中国製の木製のベッドに一目惚れし、何か特別な機会が来るまでと保管していました。一般的にベッドはとても個人的でプライベートなスペースに置かれると同時に、その空間はある種、夢が創造される唯一の空間として神秘的でさえあります。私は、支配者側と、一般大衆がお互いに尊重し合えるような、そんな宗教に縛られることのない世界に住みたいという夢を持っています。世界は愛で生まれ、芸術的、創造的美しさを共有し、尊敬することで成り立っているのだと思います。そして、今回この中国のベッドを日本の道具で再構成する事にしました。両サイドがオープンになったクローゼットをイメージし、その中に止まった »時間/瞬間 »を表現しようと試みました。一列に固定された4枚のベッドをピストルの弾道が徐々に広がり突き抜ける様子を表現しようと。この弾道は、身分や宗教観を超えて互いに尊重しあうことの価値を、強烈なネオンオレンジは、ソーシャルメディア上で良く目にするアラビア半島や、ウクライナでの抗議運動に使われる革命の色を表しています。」


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また、今回は2015SSコレクションについても語ってくれた。「SS15のコレクションは、New yorkで鑑賞したJoel Shapiroという彫刻家の展覧会にインスパイアされたものです。彼の多くの彫刻は、表面をランダムにスプレーで塗った、安価なプライウッド製の長方形の箱とキューブで構成されていて、私はこの作品にとても強い感銘を受けました。ランダムさと、面白みのないそれぞれのピースが自由に躍動している様に。あまりにもシンプルでありながら、どこか気の狂った所があります。この感覚を洋服やアクセサリーに反映させようと思いました。コレクションの会場では建物の柱などにも日常的な気狂いさを至るとこに表現しました。(下段映像:コレクション会場でランウェイの背景が、床のプリントになっていたり、入り口の銅像をストライプの紙で覆いかくしたりしています。)自分の中での挑戦でもありましたが、結果はとても素晴らしいもので、予想もしない生地同士の組み合わせが全く新しい印象を与えたり、トランプルイユ(騙し絵)の様なプリントは今までのコレクションでは見られない新しい可能性を秘めていたと思います。また、イングランド製のリネンジャガード、イタリア製のウオッシュド加工されたシアサッカーウールや、日本製のコットンツイル/ジャージーなど、最高の素材を使うことで驚くほどに着やすく、着心地の良いコレクションになったと思っています。」ティルマンがつくる独特の世界観をぜひ感じて欲しい。

Tillmann Lauterbach SS15 Milan

©Ena Kitamura

 

■Tillmann Lauterbach

http://www.tillmannlauterbach.com/