本来の自分で生きる自然体の柔らかさ model「野沢和香」スペシャルインタビュー

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PHOTO_Ena Kitamura

 

・最初からインストラクターになるつもりで始められたんですね。

ーそうなんです、手に職が欲しいなって思って始めました。もちろん自分に合っていたので続いたんだと思います。その時、乗馬とか、加圧とか、色々なことを始めてみたんです。その中でもヨガが長く愛されていきそうだし、元々体も柔らかかったせいか結構好きだなって思って。そして体にももちろん良いことですしね。私は、最初に資格の勉強から始めたんです。勉強は大変だったけど、そうすると、1個1個のポーズがどこに効いて何に良いのかがが分かるので、普通にヨガを始めるよりも、より面白みがわかりました。すぐに夢中になりました。

 

・勉強してどれくらいでインストラクターを始められましたか?

ー200時間、哲学とかの座学とヨガを勉強して、最後にテストをして資格をもらう。全米アライアンスっていう資格なんですけど、4ヶ月ぐらいのスクールに通って取りましたね。多いときは朝から晩まで週に5回位スタジオに通って勉強しました。ヨガも車の免許をとった時と同じで、やらないとすぐに忘れちゃうよと聞いていたので、スクールを卒業したらインストラクターをすぐにやろう!と決めて始めましたね。すごくラッキーなことに、お友達がヨガスタジオをやっていたので、そこですぐにワークショップをやらせてもらえました。これもまた、車の免許と一緒で、習ったことなんて関係ない!みたいに、1回1回のレッスンの現場でしか学べない事も多くて。対、人になると、正解なんてないし、10人いたら、体も十人十色!そんな色んな方に言葉で動きを説明して動いていただくって難しいなって、改めて人に何かを教えるのって凄く大変だなと思いました。

 

・レッスンをされる上で大切にされていることはありますか?

ー来てくださった方全員に何か1つでも実りがあったって思ってもらえたらいいなと思います。健康の事でも、美容、ヨガ哲学、気持ち良かった、でもなんでもいいですが、ヨガに来る前よりヨガをした後の方がどこかhappyになっていただけたら最高!それと、骨格は十人十色だから、いろんなレベルの人が楽しめるようなクラス創りを心がけています。楽しくないとヨガも続かないと思うので、楽しい!と思ってもらうのが大事。逆に生徒さんに教えてもらうこともいっぱいあるんです。私が真顔でやっている時、ヨガを受けてくれている方の中にすごくにこやかな人がいると、こっちもつられて笑顔になる。それで先生が一番楽しそうにやっていないと、楽しいって思ってもらえない事に気付いたり。生徒さんに学ばせてもらう事は沢山です。そして、良いクラスを創るためにも自分がレッスンを受けたときの、教えられる側の印象とか、インパクトは今でも大切にしています。だから、自分でも色々なレッスンを受けにいきますし、その時の感想だったり、感情は常にメモしておくようにしていますね。このポーズの後にはこういう体の動きをしたくなるとか、こういう時にはこういうことを言った方がわかりやすいとか、考えて覚えておくようにしてます。

 

・1人1人の悩みって違いますよね、それに答えるための工夫って何かされていますか?

ーその場で、色々聞いちゃいますね。ダイエットが目的の人もいれば、腰が痛いっていう人もいる。1つのレッスンに色んな人がいるし、色んなレベルの人がいる。目的も違うし、体が硬い人もいれば、柔らかい人もいて。でもみんなが、気持ち良くついてこれるようなレッスンにしたいなと考えています。もし、もうちょっと難しいポーズが出来そうな人がいたら、入れてみたりとか。いつもは出来る人でも、その日はちょっと疲れてたり、体調が万全じゃなかったりとかもあるから、そんな日に頑張れ頑張れって言ってもね。楽しめる範囲で、やっていかないと続かないし。ゆるーい感じでやっています(笑)

 

・ヨガを始めて心と身体の変化はありましたか?

ー身体は本当に変わりましたね。それまでサーフィンをやっていたんですけど、筋肉質なのですぐ筋肉がついちゃうみたいで。しかも水の中でやるスポーツって脂肪も蓄えながら大きくなるので、サーフィンだけをしていたその頃は結構ぽっちゃりしていて洋服が入らなかったり(笑)それが、ヨガをすると細長い筋肉に変わって、体重は変わらないんだけど、見た目がかなり引き締まって、サイズが変わったと言われました。筋肉のつき方が変わったんです。姿勢を正すことと、深い呼吸をすることがヨガの根底にあるから。学校で講義を聴くときも足は崩していいけど、背骨はまっすぐに、深い呼吸は崩しちゃダメよって言われていて。その姿勢でひたすら聞いていたら、それだけで下腹が1週間ぐらいで平らになったんです!今までダイエットしてもどうしても下腹は引っ込まなかったのに「ヨガおそるべし!」って思いましたね(笑)

 

・寺ヨガなどのイベントはご自身で企画をされているのですか?

ー寺ヨガは、自分が教させてもらってるスタジオから頂いたお話なんです。もちろん、内容は自分で考えていますよ。この間は新年だったので、1年の始まりとして何か祈願を考えてもらおうと思い「パターンを崩して新しい自分になる」をテーマに決めました。ヨガって身体にも良いけど、心にも良い事が一番の魅力かなと思っていて。哲学的なテーマを1つ選んで、それに合わせたお話しをするようにしています。堅苦しくなく、自分の言葉でも伝えたいなっていうのが根底にあって。難しすぎると、入りにくいし、なので、難しく感じない範囲で毎回、日常に何か持って帰ってもらえるようなテーマを選んでます。面白いんですが、結構マットの上で感じることと、実生活で感じることがリンクしていたりするんですよ。例えば実生活で、自分のことを良く見せようって去勢を張っちゃうことって誰にもあると思うんですけど。それがマットの上でも出てて、見栄をはって無理やりポーズをとってるけど、息がとまってて、本当は気持ち全然気持ちよくなかったり(笑)ヨガで気づく事で、日常をに活かせる事は沢山あります。

 

・どうしても、カッコつけるというか、良く見せようってしちゃう時ってありますよね。そういったテーマを決めるためにご自身で情報収集とかもされていたりしますか?

ーそうですね。同じテーマとお話しはあまりしたくないって思っていて、通い続けてくださっている生徒さんもいる訳ですし。でも哲学的な話って生活していて、そんなにしょっちゅう落ちていない。だからこそアンテナを張って、実生活で感動したことを常にメモするようにしています。例えば、良い映画を見て、素敵なセリフがあったらメモしておくとか。難しい哲学の話をそのまま伝えても、中々伝わらないと思うから、なるべく自分の言葉で分かりやすく伝えようとか。かっこいいことだけ言っても、仕方がないと思うので、例えとして自分にあった同じような恥ずかしい体験を赤裸々に話しています(笑)その方が、共感できるし、伝わるしね。よりリアルさを大事にしていこうかなと。

 

・ヨガの仕事をやり始めたからこそ、モデルのお仕事への影響はありましたか?

ーそれは、すごくありましたね。撮影自体もヨガのお仕事が増えて。ヨガモデルという言葉ができたり、スポーティーな撮影に呼んでもらえるようになったりとか、本当に幅が広がりました。ファションだけで言うと、モデルのお仕事って長くやっていると、やっぱり浮き沈みがあって。仕事がない時期には、それは人並みに悩むこともあったんですが、今は、まぁいっかなーって考えられるようになりました。それもバイオリズムだから、今はちょっとこういう時期なんだって、落ち込んだりはしなくなった。メンタルを保つのも仕事のうちで、そこで腐ったら本当に終わっちゃうから、そういう時期が自分磨きのチャンスだし、自分の中に色んなことをストックしておかなきゃいけない。そういうバランスの取り方や、時間の使い方をヨガで知ることができました。

 

・ライフスタイルが見える時代だからこそ、自身のスタイルがあることが強みになるなって感じます。

ー良い時代になりましたよね。努力を見てもらえる時代になったと思います。SNSなどでもこういう事をしているんだって見てもらえて、仕事につながったり。私は、メインの仕事以外にももう1つ、何か仕事や生きがいを持つって、精神的にも凄く良いと思うんです。若い子で自分のバイオリズムを保つのが難しくて悩んでる子たちってたくさんいるんじゃないかな。例えば体型だったり、仕事だったりで。でも、世界はそこだけで起こってないし、こっちがダメだったら、こっちもあるよって伝えたいです。心に余裕がある方が、良いのかなって思います。自分が落ちてると、周りにもパワーをあげられなくなっちゃうから。モデルの仕事だけ切り取っても、心が元気じゃないと、写真にも伝わらないし。心の健康やhappyを保つために、仕事だけじゃなく、家庭だったり、趣味だったり、色んな引きだしを持ってることは大切だと思う。

 

・漠然と不安な時期って誰にでもありますよね。

ー私も若い頃は引っ込み思案で、でもプライドは謎に高くて(笑)、ハングリーな子に対して謎のジェラシーがありました。そういう子って凄く成長していくから!でも今考えると、自分から仕事を取りにいくことなんて当たり前だし、むしろ若い頃からそのことを理解して実行しているのってすごいことだなって思います。だからこそ、そういうことができなくて、今悩んでいる若い子たちに伝えたい。仕事の浮き沈みのメンタルのこととか、ダイエットだったり、ファッションだったり、そのよく分からない悩まなくて良い悩みで、もし迷ってる子がいたら、伝えたいなって思う。そんな話ができる機会や、場所があるといいなぁと思っています。人の話しを聞くとか、聞いてもらうとか、それだけでも安心できるのかなって思います。悩みって漠然としているものだし、解決はしないかもしれないけど、少しでも楽になれるならね。「みんな本当は不安だけど、なんとかなるよ。」って感じをちょっと年上の人に言われると楽になったりするんじゃないかな。素直にできないときはできない、助けてほしい時は助けてって言うことも時には大切。その方が自分らしいと思うんですよね。ヨガを始めた最初のころは全然相手にされなくて、自分でヨガ営業にいったり、イベントをしたり、そんな中で自分のやりたいことを伝えていくことも大切だと学びました。DVDを出したいと、ずっと言い続けていたら、覚えていてくれる人が何人かいて、お話がいただけたりして(笑)実現するとまた、どんどん広がっていくから、やりたい事を言葉にするのは大事。

 

・最後にプライベートも含めた、今後の目標を教えてください。

ーヨガは、外国も視野に入れてお仕事が出来るようになりたいなって目標があります。ハワイとか自分の好きな身近なところから、少しづつ増やしていけたらいいかなって。モデルだけじゃない”ヨガモデル”だからこそ出来ることをやっていきたいかなって。あとは、ハワイヨガツアーとかやってみたいと考えています。

 

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