model Soche(ソチェ) スペシャルインタビュー 海外コレクションに再び挑戦

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ソチェ(Soche)/ Instagram: soche_hsu

H 186cm / C 90cm / W 74cm / H 90cm / S 28.0cm (BARK in STYLe所属)

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PHOTO_Ena Kitamura

 

・学生の頃からモデルをされていたとか?

ー18、19歳ぐらいかな、メンズエッグの読者モデルというか、そういう形で出ていましたね。メンズエッグだと、一番有名な人たちとか、表紙をやってる子でもみんな読者モデルって立ち位置なんですよ。その頃の彼女が編集の方と繋がりがあって、今月ちょっと足りないからカップル企画に出てって声をかけてもらったことがきっかけで、それから2年程メンズエッグでファッション企画なり、ヘアー企画なり毎月モデルをさせてもらうようになりました。

 

・そこがモデルを目指すきかっけですか?

ーそうではないんですけど、実は、軽い気持ちで俳優やりたいなって思って、知合いの繋がりで紹介してもらった事務所のオーディションを受けたんです。本当に軽い気持ちだったんで、オーディションでボロクソに言われました(笑)。ギャル男のままじゃ見た目てきに難しいよとも言われましたね。20か21歳で演技もやったことない、しかも、好きな俳優はって言われたときにぱって答えられなくて、あぁだめだねって言われちゃいました。俳優さんてやっぱり小さいころから演技の練習してきてるわけで。ずっと子役からやってきても売れない人もいるし、スタイルとか容姿が良い人もいっぱいいる。そうなった時にやっぱり気持ちですよね。30、40歳になって週5日でバイトしながらでも役者をやりたいか、役者っていう職業を続けていけるかって。君の気持ちじゃ負けちゃうねって言われました。君の人生を俺たちは預かるからって。逆にすごい親切だなって思いました。みんな事務所に入ったら、自動的に売れて全然大丈夫って思う人が多いけど、結局は仕事がくるこないは自分次第なので。最後に、本当にやりたかったらもう一度来てって言われて、あぁ違うなって気づきました。それからは、大学に行きながらずっとバーで働いていました。サラリーマンとかではなく将来は自分で何か始めようかなって漠然と考えつつ、働いていましたね。

 

・そこからまたモデルを始めたきっかけは?

ーバーで働いていた頃、初めて来店されたお客さんに、身長が高かったから、どこでモデルやってるの?って聞かれたんですよ。その頃、別にどこの事務所にも所属していなかったので、そう答えたら、その場でモデルの人に電話して「今、目の前に身長高いメンズの子いるから明日紹介しといて。じゃあねーばいばい」ガチャンって(笑)。でもそのモデルの人がちゃんと覚えててくれて、メンズで良い人いるみたいだよーって事務所に言ってくれたみたいで。それが今の事務所だったんです。そこからですね本格的にモデルの仕事を始めたのは。だから、その人と出会ってなかったら今モデルという仕事をやっていなかったかもしれないですね。

 

・どこで出会いがあるかわからないですね!

ーそう。でも実は今の事務所は、面接で一度落ちていて。なんか結果こないなーって思って、ただただ、結果が知りたくて自分から折り返し電話をしたんですよ。でも本当にタイミングが良くて、たまたま別部門で、キャスティングとか、CMとかの事務所を立ち上げた時期だったみたいで、そちらに最初は入りました。実は立ち上げメンバーです(笑)。この時、本気でファッションモデルになりたいって意気込みが強かったら、入ってなかったかもしれないですけど、副業感覚なのがその時は逆に良かったんだと思います。最初は、バーと掛け持ちで始めました。年齢も24歳とかで、最初は遅いかなって思ったけど、やっていくうちに関係ないなって思うようになりましたね。他にやりたいこともできるし、ずっと続けていける職業だと思います。最初は、赤面症ですぐ赤くなるし、オーディションも緊張しました。緊張してなくても暑いだけで赤くなっちゃうんですけど(笑)。だから映像系のオーディションとかは苦戦しました。演技も得意ではなかったので。

 

・最初のお仕事って覚えていますか?

ー確かブランドのパーティーのドアマンでした。良いバイトぐらいの感覚で働いていましたね。当時出来たばかりの事務所で知名度もあまりなかったし、そういう仕事が多かったです。

 

・そこから今の事務所の方に移動したのは?

ー始めて1年ぐらいかな?ファッション系のオーディションとか、コレクションのショーとかに呼ばれるようになってきたんです。身長とか体型でオーディションにも受かるようになってきて。そこから、今の事務所の方に移動しました。移ってからは、徐々にバーのお仕事よりもモデルのお仕事の比重の方が高くなりましたね。

 

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© LOUIS VUITTON

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© Jus Vun

P_Takashi Kumagai

© mame

 

・モデル1本に絞ったのはいつからですか?

ー移ってから1年目ぐらいの25歳の時、デザイナー自身が来日した大阪でのLOUIS VUITTON(ルイヴィトン)のショーの仕事が決まってからです。決まるまで3回オーディションがあって、最初は日本の有名スタイリストの方がオーディションの審査員をされていて、このオーディションで決まる日本のモデルは、1人か2人ぐらいかなって言われてました。でも、本国から日本でショーをやるのに、日本のモデルが少なすぎるっていうことになったみたいで、2回目のオーディションが開催されました。中々結果がでなくて、なんでだろうって思っていたら、デザイナーさん本人がオーディションをするっていうことになったらしく、最終的に絞られた20〜30人ぐらいの中から選んでもらえました。デザイナーさん本人に面接してもらって決まったので、本当に嬉しかったですね。

 

・デザイナーさん本人に選んでもらえたことが、自信にも繋がったのかもしれないですね。

ー今でも覚えています。人生の変わり目というか、この機会がなかったら、海外のこととかも考えていなかったと思うし、きっかけだったなと思っています。海外でのコレクション経験がある子と一緒に仕事ができて、俺も海外に挑戦したい、負けたくないなって思うようになりました。ある程度の危機感じゃないけど、もう25歳だし、せっかくモデルやってるなら、挑戦してみようかなって。パリやミラノでのメンズコレクションのオーディションが始まるのが大体6月からなのに、海外に行きたいなって思ったのが5月。でも、すでに知り合いのモデルの友達は海外に行って準備をしていて、やばい!俺も行かなきゃって焦って。もし事務所が決まらなくても、歩けなくても、行って経験することが大事かなって思ったので、勝手に自分で海外の事務所にメールを送りました。大体無視だったり、オート返信が多い中、ミラノの事務所がダイレクトでメールだけで決まったんです。あと、パリの事務所が1箇所だけ面接に来てくださいって連絡してくれました。実は、何も言わないで進めてしまったから事務所の人にはちょっと怒られたんですけど。日本でオーディションのためにスケジュールを出しているところもあったので。海外に行くのは全部自腹なので、そこが大変だったんですけど、それよりも何もショー経験がない中、1本も歩けないんじゃないかなって思っていました。でも、逆にニューフェイス感がにじみでていたのか、わからないですけど(笑)ミラノで1本、パリで3本歩くことが出来ました。

 

・初めてのランウェイは緊張しましたか?

ー初めての海外コレクションのランウェイは、JI WENBOというミラノコレクション初進出のブランドでした。その後お仕事させて頂いた、DRIES VAN NOTEN(ドリス・ヴァン・ノッテン)のランウェイがとても印象的で、まだ使われていない電車のホームでドラムの生演奏に合わせて、200mの直線を往復したんです。海外コレクションってお金もすごくかけていて、複雑な演出のコレクションが多いし、本当にランウェイが長い!規模感が違いますよね。最初に歩いた時は頭の中が真っ白でしたよ。自分では色々心配で、大丈夫かな、ちゃんと歩けてるかなって。右手と右足が一緒に出てないかなとか(笑)。今では、普通にまわりも見えてるし、緊張とかもあまりしなくなりました。もっと良い意味での緊張はしなきゃいけないかなとも感じています。

 

・海外に行ってみて日本との違いを何か感じたりしましたか?

ー1番はショーの規模感ですかね。スタッフの人数が圧倒的に多い。あとは、バックヤードが”楽しくやろうぜ”って雰囲気で明るいんです。陽気でしたね。ショーで歩くときにGOサインを出してくれる人がいるんですけど、もうイェーイみたいなテンションで。スタンバイしてるときにも「笑って笑って」って言われました。でもその後すぐに、ゴーって言われるんですよ。クールな顔で出なきゃいけないのに(笑)。日本人ってやっぱり真面目な血筋だから。そういう部分が違うかなって感じました。

 

・海外から帰ってきてまわりの反応とかに変化はありましたか?

ー仕事はやっぱり増えましたね。今までほとんど顔見せとかも行ったことがなかったのですが、旬な今だからこそと、編集部とかキャスティング会社とかに売り込みに行きました。僕のやる気も買ってくれたみたいで、事務所もプッシュしてくれましたね。作品撮りとかももっと良くしたいって気持ちが強くなりました。あと、コレクションの挑戦も自分から動いてみて、やりたこととか、こうしていきたいってことは全部言わないといけないなって感じました。できればマネジメントも自分でしたいけど、できないから信頼して事務所とか、マネージャーに任せる。でも任せるからこそ、こうしていきたいっていうことは全部伝えないといけない。思ったこと言わないとなーって、その頃から真剣に考えるようになりました。若い子とか、入ってきたばかりの子はみんなそこが分からないと思います。どうやって伝えていくか悩んでるのかなって感じますね。

 

・モデルとして今後やりたいことはありますか?

ーショーは続けていきたいです。実は、また来年の夏にパリ、ミラノにもう一度挑戦しようと思っています。初めてのシーズンは歩くことが出来たのに、その次のシーズンではあまり歩けなった。今回は1年以上間を空けて、お金も貯めて、もう一度挑戦したいと思っています。その結果次第でニューヨークだったり、ロンドンだったりも挑戦してみたい。あと、英語ももっと勉強しなきゃいけないなって感じています。

 

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PHOTO_Ena Kitamura

 

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