メンズウェアとレディースウェアのクロスオーバーを掘り下げた「Ujoh」2016 S/S Collection
Ujoh(ウジョー)の2016春夏シーズンは、引き続き得意とするメンズライクな仕立てや素材を使って、リズミカルでアシンメトリーなカッティングとマニッシュなスタイルを中心にコレクションを展開。ショー終了後には、第9回「DHL デザイナーアワード」が発表され、日本人では初となるUjohのデザイナー”西崎暢”氏が受賞しました。
メンズウェアとレディースウェアのクロスオーバーするところに魅力を感じているとういう西崎氏。ブランドらしく、そこを深く掘り下げているのだとか。女性らしさは、カッティングにより表現されています。
ロンドンストライプのオーガニックサテンは、線の強さを活かしたドレスに。
テーマカラーには、ブルー、ネイビー、ホワイト、ブラックに差し色としてカーキ、グレイッシュピンクが合わせられています。
デニムのようなマルチカラーキャンバスやリネンシャンブレーには、軽快に白いステッチを走らせ、きちんと品のある柔らかさを併せ持ったデザインで展開。
リズミカルなアシンメトリーやヘムラインの軽さを表現するため、カッティングと布の量感のバランスにもこだわり、製作されているのだとか。
ミニマルでシンプルでありながら、エレガントな雰囲気と少しの抜け感のあるアイテムが多数展開されたコレクション。
ニューヨーク・パリ・ミラノと3都市での展示会では、実際にオーダーも受け、手応えを感じているのだそう。さらに、Vogue Italy主催の「Who is on Next?」のファイナリスト選出されるなど、海外進出も順調と言える「Ujoh」。今後の展開から目が離せないですね。
PHOTO_Ena Kitamura
■Ujoh