あなたにってFASHIONとは?

今季も長いようで短い、fashion monthが幕を閉じました。

2016SSのコレクションは全体的に健やかで軽快でありながらも、強い印象。パリコレがメインで動いていた私は、幼少期を思い出してどこか懐かしく、心の奥が温かくなるような感覚を呼び起こすショーが多かったというのが感想です。

某雑誌のスナップ大特集のため、今回はデザイナーへのコレクション取材ではなく、会場の外でスナップ取材を敢行していた私。

コレクションはほんの一部のブランドしかこの目で見られなかったのは残念(特にBALENCIAGAは本当に見たかった…)ですが、“ファッショニスタ”と呼ばれるスナップ常連組のエディターやスタイリスト、ブロガーなどが世界各国から集まっていて、普段話すことのない人たちとの交流ができたのは仕事やギャラ以上に大きな収穫!

でも、一体“ファッション”って何なのでしょう?あなたにとってのファッションって?

仕事としてファッションに深く関われば関わるほど、蟻地獄の罠にかかるかのように、どんどん吸い込まれていってしまっているような…。
得体が知れないからこそ魅了され、答えがないからこそ自ら罠にかかっている。それが何かは未だに分からないけど、とっても好き。

コレクション会場の外には、スナップを撮られたいがために奇抜な格好で闊歩する人や、全身ラグジュアリーブランドに身を包む、見ていて痛々しい人も。

かと思えば、ランウェイに登場するようなコレクションピースをなんなく着こなし、自分のスタイルを確立しているファッショニスタも大勢いて、シャッターを切らずにはいられませんでした。

“ファッション”は他人と比べるものではないし、競争ではないと思っています。
自分が納得し、それを身につけることでHappyになれるのであればそれでOK!だからチヤホヤされたいとか、フォロワーを増やしたいという理由で妙に着飾る人たちも自分がHappyならそれでもいい。似合っているかどうかは別にして。

自分のスタイルを作るには、自分自身と真剣に向き合いながらも客観的に見られる視点を常に持ち、内から外から自分を知ることが大切。

ファッションはものすごく大きなパワーを持っているけれど、所詮一つの手段でしかないし、それ事態が目的になるのって違う気がします。

ファッションを通して人の心に何かを届けたり、ファッションを通して世間に訴えかけたり。ファッションを通して自分を知る。

それこそが私自身がファッションに魅了される理由。
デザイナーたちは洋服を使って、自分の哲学を世の中に訴えかけます。それらはいつも慈愛と平和に溢れている。時には世間に反発しながら、より良い世界になるよう、ファッションという方法で願いを実現しようとするのです。


必ずしも全ての人に、そんなデザイナーやブランドの想いが伝わる必要はありません。単純に「カッコイイ!」と思って買ってくれる人が大半であれば、ビジネスは成り立つから。

ただ、“全てのことに意味がある”と考えるのはとても面白いこと。店頭で見かけた素敵な洋服、どんな人がどんな状況でどんな想いで作り、今自分の目の前にあるのか。

想像するだけでワクワクするようなこの感覚を、少しでも多くの人と共有したい!今シーズンの私のベストコレクションをRetoy’sでお届けする予定なので、是非check outして下さいね。