ドリームファッション

久しぶりにパソコンへ、

文字を打つために頭を走らせる日々が続いたここ数日間、思いの丈が頭の中でやっと宴もたけなわをむかえたようだ。
コロナの影響でサスティナブルという言葉への注目が一気に加速したように思えるのは、
今、国民又は世界中の人々一人一人が一度立ち止まり、その恐怖心や物事のあり方に今一度注目し、見直しのプロスペクティブが高まったからからかもしれない。
コロナ渦で多忙なファッションクリエイトライフに追われる日々。

私は一人の青年に出会った。

6月末日だったか18歳の弟から、”紹介したい子がいるから時間をくれ”とラインが入る。

いつだって私は彼のためなら時間を作るし、若い子と話すのは新しい時代や解釈に常に心踊らされるから好きだ。

今回は好きな子でも出来たかな?

と思い。”いいよ”と日時と場所指定だけして、後は深くは先立って聞かなかった。

とにかく私の家族に起こることはいつも奇想天外で、驚くことに、驚くほどなれてしまっているからwなにも気にならなかったのかもしれない。

MINE THEMーファッションは今死んでいる。または昏睡状態に入っているー
案の定、”俺遅れてる”と入る弟からのラインに目を向け薄ら笑いながら、
そんなことを(MAIN THEM)頭の中でぐるぐるさせては、来季のシーズンのアイテムの資料整理でもして待っていようとパソコンを広げていた私のまえに、
スラッと、
ざっと180cm以上はあるかと見える青年が現れた。

はるあき君(18歳・正しくは身長190cm)

短髪・金髪・印象的な顔立ちは、成長過程の良い顔をしていた。
私がオーディション審査員だったらしゃべらなくても即合格といった出立だった。

”マリエさん?カオン(弟)あとからくるっていってました!”
ハキハキとしながら、緊張する様子もなく、私が席に促すと礼儀正しく座ってくれた。

弟とは留学先(フロリダ州)で出会った仲間だというので一応聞いてみた。

”英語喋れるの?”
”はい”

そっか。いいなぁわたしは18の時は英語が喋れなかったなぁ。
なんておもいながら、なぜ私に会いたかったのかを聞いてみる。

”パリコレのモデルになりたいんです。”という彼の言葉に私は心が張り裂けて、自分の耳を引きちぎりたくなる思いが突然走った。

ここで考えてみたい。

連日、『夢を奪われた高校野球児たちはどうするんだ!?』
なんてニュースに取り上げられているが、
夢を奪われたのはもちろん彼らだけじゃない。。。

ファッションに魅せられたファッションキッズだって同じだ。

本来ならパリコレや、ミラノ・NYCコレクションの直前に世界をオーディションで駆け回る若い才能を
我々は何度となくみてきたはず。
彼らは故郷を捨て、家族を養う夢・ランウェイへの憧れ・その先の俳優への道標、様々な夢や挑戦を抱き世界をうろつく若い野人たち。

ファッションに憧れ、若き日の挑戦の場を奪われた目の前の彼に私はどう答えれば良いんだ。

急に、『コロナめ〜。』という感情と同時に脳が久しぶりに活性化されてきた。

今ファッション界の抑止力は一幕閉じた。
知るか知ざるか、
世界のブランドとバイヤーの関係は今かなりの平行線を辿っている。
コロナ渦での展示会は、わかっていたがな、思うように今まで通りの功績がつかず、
実際のサンプルに触れることのできない現場に、ブランド側も買い手も今までの定番アイテムのカラーチェンジ枠などでお互いにディールせざる負えない状況がコロナファッション市場だ。

が、客もそうだ!と決め付けるのが早過ぎた。
ファッションマニアやお客様は、今起こっている/ニューノーマル・そう、すべてが新しくなったからこそファッションのパワーも感じたかったのだと私は思う。
いまでこそ新しい何かが!ファッションにも革命的なにかが!!!!!!。。。。。
上記であげたように張り巡らされた市場のあり方は変化するには硬過ぎた。

私が大好きだったファッションのパワーはもう存在しないのだ。
もしかしたら、5ー6年前までにおこっていた恐るべき有名デザイナーの交代劇やシフト歴が物語っていたのかもしれない。

でもこれは残念なことではない。
最近”ペコパ ”に影響されるわたしは、これは良いのりしろと考える。

ここからだ。

”ファッションは最先端ではない。いつも流行の後をおいかけるのが20世紀のファッションだ。21世紀になってもそのあり方はなにも変わってはいない。”
とずっと言い続けている私は、今だ!次にくる波に飲まれるまえにくぐりぬけろ!
沖に出てじっと構える。
浅瀬の波でたのしんでいるのは笑顔でまかせておこう。
我々インディーズブランドにできることはそれいがいにないのかもしれない。

こと、我々の魅せられた『ドリームファッションワールド』はもう過去の産物となった。
そのうち陸に追い上げられるのはポリエステル繊維で絡められた魚か、古服だ。

話を戻そう。

彼(はるあき君)にはきっと今日本にいるからできることがある。
英語=OK
身長=OK
LOOK=OK
誠実さ=OK

なんの心配もいらないさ。
なんの心配もいらない才能にこそ日本は毛嫌いするものさ。
なんども感じてきたし、今までにないものへのダイブが苦手なのが世界レベルトップな日本を肌で感じてきた。

サンプルであげると、秋元梢ちゃんが我がレプロへやってきた時、とある撮影で車に乗ってきた今となにひとつ変わらない可愛らしい彼女。
黒髪ロングの彼女は私に、「マリエさん、『この前髪扱いづらいし、似合うものが定まっちゃうから、やめた方がいいんじゃない?』って言われたんですけどどう思いますか?」
と、そんなようなことを聞いてきたのが強く記憶に残っている。
今も覚えているが「似合ってるよ、その髪型。自分を曲げちゃダメだ。そんなの聞いちゃいけない。」みたいなことをいった気がする。
どうかな私の言葉がどう響いたかは定かではないが、彼女は今も美しく世界に羽を広げ続けている。

私はここで言いたいのは
『DONT LET THEM TELL YOU WHO YOU ARE』

春秋(はるあき)かー。(本当の漢字は知らないけど)
良い名前だね、春も秋も季節の始まり。何かが起きる、何かがこれから変わっていくことを意味する季節。

彼の新しい始まりは
ファッションという世界もまだ魅たことのない、これからの新しいマクアケと共に、早く目覚めて欲しいと願うばかりである。

ドリーミング オブ ファッション
毎日あんな服がきたいなぁって寝つきを良くするために想像していた洋服たちょ!
創造すべきモデルとクリエイティブょ!

未来と共にあれ!

ーファッション界を夢見る若い才能とこれからの人間という動物の新しいファッションの世界を夢見てー

2020/8/9

INSTAGRAM @haruakiiii